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みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。

今年も、ブログをお読みいただきありがとうございました。
みなさまの一年が、彩りに満ちたものであったことを願います。

コートールド美術館展に行ってきました。
秋から冬にかけて、可能な限り美術館を訪ねたものの、あまり心が動かず、
歳を取ったせいかと不安に感じてもいましたが、今回は久しぶりに、心震える瞬間がありました。

今回の美術展の見所の作品にたどり着く前に、
いきなり足が止まってしまったのは、クロード・モネの「花瓶」という静物画でした。

描きかけて花の配置に悩んで一度やめ、数十年後に再び制作に取り掛かったというこの静物画は、
淡い花の色あいが、空気感、香りまでがふわりと届けているような、不思議な感覚を呼び覚ましました。

その絵を見た途端、共鳴、というのか、描いた人が何に感動し、
どう描こうと思ったのか、を感じて、「打たれた」、というより、「撃たれた」思いでした。

そういえば、以前同じような感覚を味わったのも、モネの作品でした。
「日傘をさす女」という絵で、その時も絵の前で足が止まり、
作者がこの女性のことをどんなに愛していたかが伝わってきたのですが、
のちに、奥さんを描いたものであったと知りました。

好きな絵というのは、こんな風に、描いた人の心に共感するものなのだな、と、改めて感じました。

そして、セザンヌの、大きな松のあるサント=ヴィクトワール山。
色彩学の重鎮、城先生が、実際にエクス・アン・プロヴァンスまで、
その姿をご覧になりに足を運んだというエピソードのある、山の風景も、心に刻まれました。

2020年から、愛知、神戸に巡回します。
みなさまの心打たれる一枚に、出会えますように。



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  • ブログ著者:
  • 神宮彩子講師

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