学習について

「騒色」という言葉は聞いたことがあるでしょうか。

耳にうるさい「騒音」に対し、
見た目にうるさい色、という意味の造語です。

1980年頃から「公共の色彩を考える会」などが発足し、
景観を考える動きがおこりました。

現在も、市町村の条例で、
コンビニエンスストアの看板の色が街並みや
自然になじむ色に変更されているのはご存知かと思います。

建築物などは穏やかな色がベターなのかと思っていたところ、
ポルトガルの漁村の街並みの写真を見かけました。

海に向かって立つ家々の外壁が、
赤×白、緑×白、など、
鮮やかな色に塗り分けられ、テーマパークのようなにぎやかさ。

これは、漁から帰った漁師たちが、
海の上から自分の家を見分けやすくするために塗り分けたものだそうです。

鮮やかな色ながら、決して騒色でない、色の力に改めて感心しました。


05

2015/10

睡眠について

0:00:57 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

検定試験を受験なさる方は、試験まであと1カ月ほど。

時間がない、と睡眠を削って勉強したくなる方も
いらっしゃるかもしれません。

でも、先日眠りの「質」についてみた番組で、
受験塾の講師をしていらっしゃるH先生が、
「成績の良い子たちの中に、睡眠を削って勉強している子はいなかった」
とおっしゃっているのを聞き、目からうろこが落ちました。

よく、記憶は眠っている間に定着する、と言われ、
受講生の皆様にも短時間のお昼寝などお勧めしていますが、
眠っている間には、実にさまざまな作用が身体に起こっているようです。

肉体や脳を休めるだけでなく、その修復が行われるのも睡眠中。
眠ることで分泌される成長ホルモンは、免疫力を高める、
身体のメンテナンスをする、など、
体調を整えるのに必要な作用をもたらしてくれます。

検定試験の受験には、体調を整えることも重要ですから、
なるべく睡眠は削らずに頑張ってみてください。

朝のうちに、豆類(味噌、豆腐、豆乳などなど)を摂取すると、
よい眠りが得られるそうですよ。


25

2015/09

ホテルオークラ

0:00:49 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

1962年に開業といわれる東京港区のホテルオークラが改築されると聞き、
その姿を思い出にとどめるべく、訪ねてまいりました。

和のしつらえの美しい印象がありましたが、
改めて見学してみると、灯りの美しさ、
光の取り入れ方がその雰囲気をつくり出していることに
気付かされました。

谷崎潤一郎氏の随筆、「陰翳礼讃」にあるように、
絶妙な光の操り方によって、あの静けさが醸し出されているのだと感じます。

障子越しの日の光、赤と青に色分けされたタイルの壁を照らす灯り、
天井からの和紙を通した照明器具の光、
そしてニューススタンドの、古き良き日本の光と影のたたずまいに、
日本を代表するホテルとしての風格が宿っていました。

この9月より、取り壊される本館。なんだか少し、残念です。


18

2015/09

九谷焼の魅力

0:00:31 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

金沢を訪ね、九谷焼の色あいの美しさに興味を持ちました。

九谷焼の特徴は、『赤、黄、緑、紫、紺青』の、
五彩手(通称を九谷五彩)という彩りと、
絵付けによる絵模様にあるといわれるそうです。

さらに、その絵模様の色合いの美しさは
「上絵付け」と言われる技法によるものだとか。

上絵付けとは、本焼きした陶磁器の釉薬の上に、
さらに顔料で紋様を描き、もう一度焼くもので、
有田焼もこの技法が使われているそうです。

そしてその九谷の色柄装飾は、
「上絵付けを語らずして九谷はない」と言われるほど。

絵付け体験もできるようですが、九谷美術館を訪ねた際、
パソコンでできる絵付けのシミュレーターが
非常によくできていて興味を持ちました。

九谷でよく用いられるパターンを選び、
色をつけて、窯の温度や時間を選ぶと、
出来上がった絵模様が現れるという仕組み。

家にあのソフトがあったら、
気に入った色合いが出るまで何時間も取り組んでしまいそうで、
陶芸家の思いに、少しだけ共感することができました。


11

2015/09

金沢21世紀美術館

0:00:10 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

金沢のほぼ中心にある、
21世紀美術館は、現代美術作品を主に扱う美術館です。

ガラスと白い壁からなる建築は、それ自体が現代美術のよう。

設計したのは妹島和世と西沢立衛のSANAAと呼ばれる2人で、
この美術館の設計によって、
ヴェネツィア・ビエンナーレ 第9回国際建築展の最高賞にあたる、
「金獅子賞」を受賞しています。

特に興味をひかれたのが、美術館の外にある、
オラファー・エリアソンという方の作品、
「カラー・アクティヴィティ・ハウス」。

減法混色の三原色、シアン、マゼンタ、イエローの3色の色ガラスが、
渦を巻くように設置された作品です。

それぞれの色が微妙に重なり合うように設置されていて、
マゼンタとイエローが重なった部分は赤に見え、
イエローとシアンが重なった部分が緑に見え、
自然に減法混色が体験できるもの。

夜には中央の白いボールが光源となるようで、
その様子も見てみたかったなと思っています。


04

2015/09

夏休み、金沢へ

0:00:54 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

金沢に行ってまいりました。

新幹線開通で、東京からのアクセスが良くなり、
訪れた方も多いかと思います。

金沢駅は、アメリカの旅行雑誌Travel & Leisureで、
世界で最も美しい駅14選に入選した、日本で唯一の駅。

その鼓を模したといわれる
「鼓門」の絶妙な造形に代表されるかのように、
さまざまな工芸品の美しさが際立つ街でした。

お土産の専門店をのぞくと、
焼き物、金箔細工、加賀友禅、そして名菓のパッケージまで、
金沢らしいエッセンスにあふれています。

そしてそれぞれの色合いの美しさに、
いつまでも眺めていたい思いにとらわれ、
お土産選びもじっくり時間をかけた楽しいものになりました。

そして新鮮な海産物。
お気に入りの地がまた増えました。


26

2015/08

回転混色のコマ

0:00:29 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

子どもが小さい時、口に入れても安全なガラガラを探し、
ネフ社の木製の製品に出会いました。

スイスの玩具メーカーであるネフ社は、
創業1958年、ヨーロッパの安全規格をクリアした塗料を使って、
小さな子どもの手になじむ、木製の玩具を作り続けています。

その色合いや発色も美しく、
子どもの感性をはぐくむのに最適と気に入っていました。

そうやって巡り合ったネフ社が、
かのバウハウスで製作された回転混色のコマの復刻版を
発売していることを、最近になって知りました。

1977年、ネフ社の木工の優れた技術が評価され、
レプリカとして発売されたものです。

シンプルなコマに、さまざまな色のパターンの厚紙をセットして回転し、
混色する様子が見られるコマ。

子どもが大きくなって木製玩具とは遠ざかってしまった今、
またあの感触や色を楽しんでみるのもいいかもしれません。


19

2015/08

万年筆の色

0:00:24 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

最近、万年筆が流行っていることをご存知ですか?

文字を書くことそのものが減ってきていると言われる昨今、
筆圧がなくても一定の文字が書けることもその理由なのだとか。

そしてもう一つ、多種多様なインクを使えることが
万年筆の楽しみなのだそうで、青のカラーバリエーションを
得意とするパイロット社は、朝顔や紫陽花、かすみ草、紺碧、月夜など、
さまざまな青がラインアップされているそうです。

青インクはオフィスにも通用しますので、
その微妙な色合いの自分の好きな青を仕事で使える楽しみが生まれるのです。

人気があるのは「月夜」だとか。

またキングダムノートからは、日本の生物をモチーフとして、
昆虫や鳥、キノコなどの色のラインアップが発売されています。

夏休みの自由研究、「カブトムシの観察」を、
「カブトムシ」色のインクで、なんていうおしゃれな宿題、
学生時代にやってみたかったなぁ。


12

2015/08

ひまわり

0:00:31 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

「色は自然から学べ」とは、
色彩の勉強をしていると必ず言われる言葉ですが、
それを実感する一つが、この季節の花、ひまわり。

英語で「Sun Flower」=太陽の花、と言われますが、
よくぞこの季節に咲いてくれるものだといつも思います。

夏の太陽の日差しに向かってあわせ鏡のように現れる地上の太陽。
あの鮮やかな黄色は夏その物です。

先日訪れたひまわりの畑に、麦わら帽子が見え隠れして、
夏を切り取ったような一瞬の風景にしばし感動しておりました。

皆様にとっての夏の色は、何色でしょうか。


05

2015/08

アール・デコの館

0:00:43 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

昨年、長い間の改修を終えて
リニューアルオープンした東京都庭園美術館。

現在、そのアール・デコ建築そのものを見るという
「アール・デコの邸宅美術館」を開催中です。

東京都庭園美術館は、1933年に浅香宮家本邸として
建てられた邸宅をそのまま美術館にしたもので、

一年に一度の建築そのものを展示する企画です。

ルネ・ラリックが浅香宮邸のためにデザインしたといわれる
エントランスのガラスのレリーフや、
現在でも斬新に感じるデザインの家具など、
アール・デコのさまざまな特徴を見ることができる空間です。

それらの食器や家具で再現された邸宅の様子は、
インテリアがマイブームの私の心躍らせるものでした。

今年の7月に、建物が重要文化財に指定され、
ますます興味深い美術館。

シルバーとウッドを使ったコーヒーセットや、
しずく型をアレンジしたデザインのソファセットなど、
心ひかれるデザインが沢山ありました。

都会の喧騒を忘れさせてくれる、
贅沢な空間と共に、機会があったら是非訪れてみて下さい。


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  • ブログ著者:
  • 神宮彩子講師

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