学習について

04

2011/07

四字熟語に見る「色」

14:28:54 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

私は色が大好きで、幸運にも名前にも「彩り」という文字をもらいましたが、日本語の人名に「色」のついた方ってあまりいらっしゃらないなと思っていた所、では日本語の四字熟語に使われている「色」という文字にはどんな意味を持たせているのだろうという考えに至りました。

「色」のつく四字熟語
・才色兼備 (優れた才能と、見目麗しい容姿と、両方ともに兼ね備えた女性のこと)。
この場合の「色」は顔形を意味していますね。
・十人十色 (考え方や好みは、十人いれば十人すべて異なるということ。)
この場合は単に「種類」の意味でしょう。
・疾言遽色 (せかせかしたもの言いと、落ち着きなくうろたえた様子のこと。)
この場合の「色」は顔つきのことですね。
・喜色満面 (顔の表情に喜びの気持ちが満ちる様。)
この「色」は、顔色のことでしょう。

ご紹介したのは四字熟語のほんの一部ですが、こうしてみていると、「色」は、顔に関した意味を持つことが多いように感じました。
最後に、中国から来た言葉に「色即是空」(万物はさまざまな形を備えていても、すべては単に現象であって、永劫不変の実体というものは存在せず、本質は空である。) というものがあり、仏教語では、「色」はすべての事象や現象を意味しているとのこと。

なるほど、「色々」、という言葉がありますが、国によってもまさに、色々ですね。


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2011/06

青い器

15:51:02 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

皆様は普段、何色の食器をお使いですか?
食器は、実際に使われている色も、好まれている色も、白が圧倒的に多いようです。

でも、色には、食べ物を美味しく見せる心理的効果があるほか、明度対比、彩度対比、色相対比などが
起こりますから、食べ物をのせる食器も、一概に白がベストとは言えないのかもしれません。

食べ物には暖色系が多いので、色相対比を考えると緑から青系のお皿が食べ物を引き立たせ、
彩度対比を考えると低彩度で、明度対比を考えると低明度の色のお皿が食べ物の色を引き立たせる
ことになります。

そう考えると、和食器に見られる「藍色」は、暖色系を引き立て、お皿の上の食べ物をより鮮やかに、
明るく美味しそうに見せるのかな、と思いました。

青は、食欲をそぐ色とされているにもかかわらず、日本古来の食器に藍が多く使われているのは、
そんな理由なのでしょうか。

皆様も機会があったら是非、藍色のお皿で食べ物がどんなふうに見えるか、
お試しになってみて下さい。


20

2011/06

中国 世界遺産

13:11:18 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

皆様は、中国の九寨溝・黄龍をご存じでしょうか。
棚田にたたえた水が、水色やエメラルドグリーン、ミルキーなブルーに見え、
その美しさから世界自然遺産に登録されています。

先日、旅番組を見ていたら、その棚田が枯れた際、水道の水をはった所、
白く濁ってしまったのだそうです。
美しい色が現れるのは、湧水のなせる技、ということですが、やはりここでも、
光の散乱現象が起きているのでしょう。この棚田は、石灰岩を多く含んでいるとのこと。

同じような現象で、イタリア、カプリ島の「青の洞窟」が知られています。
カプリ島付近の海底が白っぽい大理石なので、
海底に反射した光が水を青く光って見せているのだそうです。

自然の力って、計り知れないですよね。

そういえば、お宅のバスタブが白い方、お風呂のお湯が透明ではなく、
なんとなく青みがかって見えていること、お気づきでしょうか?


10

2011/06

眼以外で見る色

11:11:42 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

車で高速道路を走っていた時です。
2台程前を行く車が、妙な様子で走行しながら路肩に寄って停車しました。
その姿を見て、あっ、と思った瞬間と、前方をバウンドしながら転がるタイヤが眼に入ったのが同時。
緊急停車した車の姿は、左後輪のタイヤがなく、3輪で傾いていたのです。
その瞬間、頭の中に、大きな真っ赤なエックスクラメーションマーク(!)が浮かび、
続いて真っ白になりました。

「共感覚」という、他の感覚から色を感じる現象がありますが、この時見た驚いた気持ちと赤い色、
勢いよく転がるタイヤに向かって進行せざるを得ない状況への恐怖で判断力のないまっ白い色。
今確かに、電磁波による眼によって感じる「色」とは別の色を見たな、と思った体験でした。

皆様には、そんな事故で見える色ではなく、バラ色の人生、などという見え方をして頂きたいものですが・・・。


03

2011/06

色で元気に見せる

15:56:36 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

パリジェンヌのおしゃれを観察した方のご意見で、顔つきはいつも無表情なのに、
なぜか生き生きして見えるというものがありました。

どうやら顔周りにスカーフやサングラスを使って、
健康的な肌色に見せる色を取り入れているらしいとのこと。

A・F・Tの2級に、イエロー・ベース、ブルー・ベースというベースカラーによる調和が出てきますが、
いわゆる「ベースカラーが同じ色どうしは調和する」という考え方を日常から意識し、
取り入れている結果でしょう。

ブルー系のローズ色の肌を持つ人は、オレンジ系より赤紫系を顔周りに取り入れると
生き生きと見せることができます。逆に、「無難な色」として多くの女性に好まれるベージュは
黄色みの強い色ですので、ローズ系の肌の方が着ると顔色が悪く見えます。

少し意識して、顔周りに取り入れた色で、元気に、はつらつと見せられる、
そんなふうに色を活用するのもいいですね。


東京のJR山手線の駅名に、「目白」と「目黒」があるのはご存知かと思います。
では、白と黒以外の色はあるの?と思いますが、実は、目赤や目青、目黄もあるのです。

これは、三代目将軍 徳川家光が、江戸の町を守る5つの色のお不動様、
「五色不動」を設けたことに由来します。

目青不動尊は、世田谷区、三軒茶屋の「教学院」
目黄不動尊は、江戸川区平井、「最勝寺」と台東区三ノ輪「永久寺」
目赤不動尊は、文京区本駒込「南谷寺」
目白不動尊は、 豊島区高田「金乗寺」
目黒不動尊は、 目黒区下目黒「瀧泉寺」

というように、江戸の周囲の、五つの方角の不動尊を選んで割り当てたようです。
こんなところにも、中国の哲学、五行思想が利用されていました。

目黒不動尊が特に有名なようですが、地名にあるのは、やはり「目黒」と「目白」のみのようです。


18

2011/05

五月病の原因・・・

12:46:49 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

新緑の美しい季節となりました。
かつて、この時期に、色彩学の授業で、興味深い実験を体験したことを思い出します。
それは、黄緑の若葉と常緑樹の葉を、赤いフィルタごしに見てみよう、というものです。
常緑樹の緑の葉は、赤いフィルタでは真っ黒に見えたのですが、
若葉からはわずかに色が感じられました。
これは、リンゴを赤い光で照らすと黒く見えるのと同じ原理。
赤い要素を持たない葉の緑は黒く見えますが、新緑には、赤の要素があることを意味しています。
黄緑色の分光反射率を考えればその通りですね。
そしてその授業の先生曰く、「新緑の赤の要素が、五月病の一因になっているのでは」、とのこと。

皆様、新緑の森林浴には要注意!??


むかし、「何色が好き?」と尋ねた友人に「白。全部の色が混ざった色だから。」と言われて、
びっくりしたことを覚えています。

「絵の具で全部の色を混ぜるとグレイになるのに、なぜ白には全部の色が混ざっているのだろう?」

この時は解決しなかった疑問ですが、絵の具などを混ぜる減法混色ではたくさんの色を混ぜるほど
グレイになり、光を混ぜる加法混色は混ぜるほど白になることを知り、私も白が好きになりました。

グレイと言えば、掃除機で吸い取ったゴミを見ると、灰色をしていますね。
これは減法混色の結果。さまざまな色の繊維のくずなどが混ざって、ゴミは灰色に見えます。
私が、グレイも好きな色の一つなのは、やはり全部の色が混ざった色だからかどうかは
わかりませんが。


02

2011/05

青い流氷

15:49:41 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

先日、テレビで流氷の映像を見ていて、少し驚いたことがあります。

流氷の色が、夏の快晴の日の空のような青に見えたのです。まるで絵の具を混ぜたような鮮やかさ。
これは、空が青い色に見えることと同じ現象なのですが、短い波長の光が細かい粒子に当たって
さまざまな方向に散らばる、「散乱」が起こった結果です。

短波長の光は散乱しやすいため、粒子で散乱された光が、空を青く見せているのですが、
きっと流氷もその部分のもともとのお水に不純物が多かったのでしょう。
氷の内部で光が散乱し、短波長の光だけになって水色に見えたのですね。
氷は白、と思いこんでいましたが、鮮やかな水色の流氷、一度この目で見てみたいものです。

そういえば、白クマの毛は実は防寒のために空洞で透明だという話を聞いたことがあります。
毛の表面で光が散乱して、白く見えるのだそうです。
ということは、白クマの毛に不純物を増やしたら、青い白クマなんてものが現れることになりますね。


25

2011/04

進化、後退また進化

11:24:23 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

私たちは普段、色を見ていますが、見えているのは380nmから780nmの
波長を持つ電磁波の範囲のみ。
昆虫の一部はそれ以外の波長も見えているとのことですから、
どんな色、どんな世界が見えているのでしょう。

見える「範囲」ということとは別に、視細胞の数も見える色にかかわりがあります。
人間が持つ、色を感じる視細胞(錐状体/錐体)は3種類ですが、
犬などは色が見えていないと言われているのは、それが一つしかないから。
ところが魚類には、人と同じように3種の視細胞が揃っていて、人と同じように色を見ているとのこと。

生き物は魚類から進化して陸に上がり、サルになって人間へと進化を遂げたとされていますが、
もともと魚類では持っていた機能を動物では無くし、人になってまた持つことになったわけです。
進化の過程で、自然淘汰されたはずの機能がまた蘇る。生き物って不思議ですね。

ある先生に伺ったのですが、最近、4種の錐状体を持った人が発見されたそうです。
ますます、色の世界も進化して深くなっていきそうですね。


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  • ブログ著者:
  • 神宮彩子講師

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