学習について

10

2011/06

眼以外で見る色

11:11:42 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

車で高速道路を走っていた時です。
2台程前を行く車が、妙な様子で走行しながら路肩に寄って停車しました。
その姿を見て、あっ、と思った瞬間と、前方をバウンドしながら転がるタイヤが眼に入ったのが同時。
緊急停車した車の姿は、左後輪のタイヤがなく、3輪で傾いていたのです。
その瞬間、頭の中に、大きな真っ赤なエックスクラメーションマーク(!)が浮かび、
続いて真っ白になりました。

「共感覚」という、他の感覚から色を感じる現象がありますが、この時見た驚いた気持ちと赤い色、
勢いよく転がるタイヤに向かって進行せざるを得ない状況への恐怖で判断力のないまっ白い色。
今確かに、電磁波による眼によって感じる「色」とは別の色を見たな、と思った体験でした。

皆様には、そんな事故で見える色ではなく、バラ色の人生、などという見え方をして頂きたいものですが・・・。


03

2011/06

色で元気に見せる

15:56:36 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

パリジェンヌのおしゃれを観察した方のご意見で、顔つきはいつも無表情なのに、
なぜか生き生きして見えるというものがありました。

どうやら顔周りにスカーフやサングラスを使って、
健康的な肌色に見せる色を取り入れているらしいとのこと。

A・F・Tの2級に、イエロー・ベース、ブルー・ベースというベースカラーによる調和が出てきますが、
いわゆる「ベースカラーが同じ色どうしは調和する」という考え方を日常から意識し、
取り入れている結果でしょう。

ブルー系のローズ色の肌を持つ人は、オレンジ系より赤紫系を顔周りに取り入れると
生き生きと見せることができます。逆に、「無難な色」として多くの女性に好まれるベージュは
黄色みの強い色ですので、ローズ系の肌の方が着ると顔色が悪く見えます。

少し意識して、顔周りに取り入れた色で、元気に、はつらつと見せられる、
そんなふうに色を活用するのもいいですね。


東京のJR山手線の駅名に、「目白」と「目黒」があるのはご存知かと思います。
では、白と黒以外の色はあるの?と思いますが、実は、目赤や目青、目黄もあるのです。

これは、三代目将軍 徳川家光が、江戸の町を守る5つの色のお不動様、
「五色不動」を設けたことに由来します。

目青不動尊は、世田谷区、三軒茶屋の「教学院」
目黄不動尊は、江戸川区平井、「最勝寺」と台東区三ノ輪「永久寺」
目赤不動尊は、文京区本駒込「南谷寺」
目白不動尊は、 豊島区高田「金乗寺」
目黒不動尊は、 目黒区下目黒「瀧泉寺」

というように、江戸の周囲の、五つの方角の不動尊を選んで割り当てたようです。
こんなところにも、中国の哲学、五行思想が利用されていました。

目黒不動尊が特に有名なようですが、地名にあるのは、やはり「目黒」と「目白」のみのようです。


18

2011/05

五月病の原因・・・

12:46:49 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

新緑の美しい季節となりました。
かつて、この時期に、色彩学の授業で、興味深い実験を体験したことを思い出します。
それは、黄緑の若葉と常緑樹の葉を、赤いフィルタごしに見てみよう、というものです。
常緑樹の緑の葉は、赤いフィルタでは真っ黒に見えたのですが、
若葉からはわずかに色が感じられました。
これは、リンゴを赤い光で照らすと黒く見えるのと同じ原理。
赤い要素を持たない葉の緑は黒く見えますが、新緑には、赤の要素があることを意味しています。
黄緑色の分光反射率を考えればその通りですね。
そしてその授業の先生曰く、「新緑の赤の要素が、五月病の一因になっているのでは」、とのこと。

皆様、新緑の森林浴には要注意!??


むかし、「何色が好き?」と尋ねた友人に「白。全部の色が混ざった色だから。」と言われて、
びっくりしたことを覚えています。

「絵の具で全部の色を混ぜるとグレイになるのに、なぜ白には全部の色が混ざっているのだろう?」

この時は解決しなかった疑問ですが、絵の具などを混ぜる減法混色ではたくさんの色を混ぜるほど
グレイになり、光を混ぜる加法混色は混ぜるほど白になることを知り、私も白が好きになりました。

グレイと言えば、掃除機で吸い取ったゴミを見ると、灰色をしていますね。
これは減法混色の結果。さまざまな色の繊維のくずなどが混ざって、ゴミは灰色に見えます。
私が、グレイも好きな色の一つなのは、やはり全部の色が混ざった色だからかどうかは
わかりませんが。


02

2011/05

青い流氷

15:49:41 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

先日、テレビで流氷の映像を見ていて、少し驚いたことがあります。

流氷の色が、夏の快晴の日の空のような青に見えたのです。まるで絵の具を混ぜたような鮮やかさ。
これは、空が青い色に見えることと同じ現象なのですが、短い波長の光が細かい粒子に当たって
さまざまな方向に散らばる、「散乱」が起こった結果です。

短波長の光は散乱しやすいため、粒子で散乱された光が、空を青く見せているのですが、
きっと流氷もその部分のもともとのお水に不純物が多かったのでしょう。
氷の内部で光が散乱し、短波長の光だけになって水色に見えたのですね。
氷は白、と思いこんでいましたが、鮮やかな水色の流氷、一度この目で見てみたいものです。

そういえば、白クマの毛は実は防寒のために空洞で透明だという話を聞いたことがあります。
毛の表面で光が散乱して、白く見えるのだそうです。
ということは、白クマの毛に不純物を増やしたら、青い白クマなんてものが現れることになりますね。


25

2011/04

進化、後退また進化

11:24:23 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

私たちは普段、色を見ていますが、見えているのは380nmから780nmの
波長を持つ電磁波の範囲のみ。
昆虫の一部はそれ以外の波長も見えているとのことですから、
どんな色、どんな世界が見えているのでしょう。

見える「範囲」ということとは別に、視細胞の数も見える色にかかわりがあります。
人間が持つ、色を感じる視細胞(錐状体/錐体)は3種類ですが、
犬などは色が見えていないと言われているのは、それが一つしかないから。
ところが魚類には、人と同じように3種の視細胞が揃っていて、人と同じように色を見ているとのこと。

生き物は魚類から進化して陸に上がり、サルになって人間へと進化を遂げたとされていますが、
もともと魚類では持っていた機能を動物では無くし、人になってまた持つことになったわけです。
進化の過程で、自然淘汰されたはずの機能がまた蘇る。生き物って不思議ですね。

ある先生に伺ったのですが、最近、4種の錐状体を持った人が発見されたそうです。
ますます、色の世界も進化して深くなっていきそうですね。


ベビー用品には「ベビーピンク」「ベビーブルー」と呼ばれるような淡い色合いが多いのですが、
実は生まれたての赤ちゃんには、淡い色は見えにくいとのこと。
生まれてから1~2カ月までは、周囲もぼんやりとしか見えず、
見えている色は白黒のみなのだそうです。
1~2カ月頃からだんだん視界がはっきりして、赤い色が認識できるようになるそうなので、
赤ちゃんの最初の頃に見られる色は白と黒と赤ということになります。

世界の始まりである原始社会の色、未開社会の色として
世界共通に認められている3色も白と黒と赤。
人間の始まりの時期の色と、何か関係があるように感じています。

ちなみにベビー用品に淡い色合いが多いのは、
赤ちゃんのふわふわしたやわらかいイメージから。
人間の赤ちゃんは、3カ月を過ぎる頃から、視力が発達し、
その他の色も認識できるようになっていくそうです。


すでにご存じの方も多いかと思いますが、先日、東京商工会議所から、
カラーコーディネーター検定のテキストについて、以下のような発表がありました。

《2級公式テキストの改訂について》
2級公式テキストは、2011年12月に改訂版を発行する予定です。
2012年6月の第32回試験より改訂版テキストに準拠して出題されます。
《3級公式テキストの“一部”改訂について》
3級公式テキストは、2011年12月に一部を改訂し発行する予定です。
2012年6月の第32回試験より改訂版テキストに準拠して出題されます。

執筆なさった先生方のお話でも、現在のテキストが書かれた時点から、照明事情の変化、
JISの改訂、事例の古さなどの指摘が多くあったことから、その辺りが変更されるものと思います。

また、眼についても、新たに発見した事実などもあるようです。

私も、どんな内容のテキストになるのか、楽しみにしております。


04

2011/04

はじめまして

15:32:08 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

皆様はじめまして。
色彩検定とカラーコーディネーター検定を担当させて頂きます、神宮彩子と申します。

皆様は、どんな目的で検定を目指していらっしゃるのでしょうか。

色彩について勉強してみて、本当にさまざまな職業の方と接点があるなと感じます。
ファッションやインテリア、ネイリストの方は勿論、お花関係、家電メーカーの方、などなど、
必ず色についての話題が見つかります。
これから、色について感じたこと、発見したことなど、さまざまな分野で
皆様にこのブログでお伝えしていかれたらと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。


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  • ブログ著者:
  • 神宮彩子講師

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