14

2018/09

藤田嗣治展

16:52:19 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
秋めいた日差しや高い空、秋の色をたくさん見つけてみてくださいね。

藤田嗣治展に行ってきました。
レオナールフジタ、と呼ばれることもある画家ですが、
これは、80年以上の人生の半分をフランスで暮らし、
晩年にはフランスの国籍を取得したことによります。

没後50年の今年、「風景画」「肖像画」「裸婦」「宗教画」と
テーマごとに彼の作品をとらえ直そうという試みで形成された展示で、
これまで日本では見られなかった作品もあり、
藤田嗣治展としてはこれまでにない作品数が展示されていました。

彼の代名詞と言えば、「乳白色の下地」による裸婦の作品ですが、
他の作品にも通じる、色の「透明感」に、吸い込まれそうな錯覚を味わいました。

単なる色の美しさ、ではなく、色の世界観が見事だと感じました。
東京都美術館で10月8日まで開催されます。

お近くにいらした方は是非、お出かけになってはいかがでしょうか。


07

2018/09

光野桃さんの著書

16:49:43 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
冬期検定の申し込みがスタートしていますね。
受験なさる方は、ご一緒に頑張っていきましょう。

光野桃さんのエッセイ、「白いシャツは、白髪になるまで待って」を読みました。

光野桃さんは、女性ファッション誌のエディターを長く勤め、
イタリア、ミラノで現地の女性を取材して、帰国後文筆活動を始められた方です。
ベストセラーになった「おしゃれの視線」を読まれた方も多いかもしれません。

光野さんのエッセイは、ファッションの描写が精密で、特にその色の表現の繊細さは抜群です。
ファッションの色なので、時に質感を伴い、彼女の言い表す色がどのような色なのか、
いつもワクワクしながら想像しています。

ファッションの表現もとても具体的で、文字だけで、頭の中に佇まいまで浮かんでくるようです。

例えば、「光沢のある糸で編まれたネイビーブルーのプルオーバーに濃紺のタイトスカート、
それより少し薄いブルーの一重仕立てのノーカラーコートといったブルーのグラデーション」という言い回し。

彼女の描く色合いを、時にPCCSの色番号に置き換えて配色を実際に見てみたこともありました。
いつもファッションの色の描写にワクワクさせられるエッセイ集、是非一度、機会があったら手に取られてみてください。


27

2018/08

テニスボールの色

20:48:21 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。

高校、大学とテニスに明け暮れた日々を過ごしましたが、
先日、テニスボールの色について、話題になっていたことを知りました。

かつては白だったテニスボールですが、暗くなった時に見えにくくなったり、
白線と同化してしまったりするために、いつの間にか蛍光イエローが主流になりました。

そのボールが、「黄色」なのか「緑」なのかが、一部で盛り上がっていたようです。
ツイッターで、どのように見えるかの投票が行われたほどだったとか。

驚いたのはその結果で、緑に見える人が、
黄色に見える人を数パーセント上回っていたそうです。

それを受けて、ある人が、世界ランク一桁のテニス界の王、
ロジャー・フェデラー選手に尋ねた人までいたとのこと。

そもそも、国際テニス連盟で、テニスボールの色は黄色、とされているので、
緑に見える人が多数派だったことが衝撃的でした。

同じものが、見る人によって色の見え方が違うという現象は、
対比という説明だけでは済まない、奥深いものであることを知りました。


20

2018/08

小さな包丁

20:47:08 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
色彩検定は、冬期検定の申し込みが始まっていますね。
受験なさる方は、そろそろ準備を始められているでしょうか。

がんばって、ご一緒に合格を目指しましょう。

日本の職人さんの手仕事に感心することは多々ありますが、
毎日のように思うのは、食事を作るたびに(つまり一日3回ずつ)使う包丁の切れ味。

以前まな板も小さいものが好みとブログで書かせていただいたのですが、
実は包丁も、なぜか小さいものに手が伸びがちです。

カボチャなど、硬くて大きいものを切る時以外は、
フルーツナイフくらいのペティが最も好きなようですが、
このサイズで切れ味の良い包丁になかなか出会えませんでした。

リサーチしてたどり着いたのが、新潟県燕三条の、包丁工房タダフサのペティナイフ。
125㎜の手軽さで、皮付きのままのトマトなど、刃が吸い込まれるようにすっと切れます。

その刃の仕上げの研ぎ加減は、職人さんの熟練のたまもの。
技術に対するお値段は多少張りますが、
毎日使って、使うたびに職人技に心を動かされることができるなら、納得です。

栗材を使用した包丁の柄の色も、先日入手した朴の木のまな板と色合いがぴったりで、
キッチンに立つのが楽しくなった一品でした。


13

2018/08

レゴの本

20:45:24 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
東商カラーコーディネーター検定を6月に受験なさった方は、
今回の合格率などご確認なさったでしょうか。

3級の受験者数が3025人、合格者は1942人、合格率64.2%で、
2級の受験者数は1443人、合格者は588人、合格率は40.7%でした。

合格なさった方も、残念だった方も、色の世界の広がりは無限です。
楽しんで学習を続けてみてくださいね。

「レゴでつくろう世界の名建築」という本をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。

以前、東商カラーコーディネーター検定1級の環境色彩で建築について少し学んだ時、
子供のころ遊んだレゴで作る構造物が、実際の建築物にかなり近いことに気づきました。

この本の冒頭に、「レゴの起源はもともと建築にある」とありますが、
内容を見ると、それが心底実感できるのではないかと思います。

この本では、いくつかの建築様式ごとに、
実際の名建築(新古典主義のホワイトハウスや凱旋門、プレーリー様式の旧帝国ホテル、
などの写真と、名建築をレゴで再現したもの、
そして、その様式の特徴的なディティールをレゴで作る詳しい方法が紹介されています。

かつてのレゴは心理4原色のみの色展開だったように思いますが、
現在は、グリーン系では7色展開といったように、色幅も広がっています
子供のおもちゃの域を出ていると感じさせられるこの本、レゴ好きな方だけでなく、
東商1級の環境色彩を目指す方にも是非、手に取ってみていただきたい一冊です。


06

2018/08

アカメアマガエル

20:44:02 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
6月に色彩検定を受けられた方は、ホームページ上で、合格者の受験番号が公開されています。
8月に合否通知が発送されるようですが、ぜひ、チェックしてみてください。

雨が多く降った後に、公園で、カエルを見かけました。
東商カラーの公式テキストにもある、ヤドクガエルなど、
カエルは色のきれいな品種が多いので、なんとなく調べてみたら、
擬態する美しいカエルを見つけました。

グアテマラやコスタリカなどに生息する、「アカメアマガエル」という品種です。

キャラクター化されていて、ぬいぐるみなどもあるようですね。
擬態する時には手足をぴったりからだに沿わせて縮め、
目を閉じて、全身を平べったくしてなだらかな一枚の葉のように見えます。

全体の色は新緑のような鮮やかな緑ですが、
大きな目を見開くと、その目は真紅。
縦に黒い瞳があり、四肢の内側が鮮やかな空色(PCCS表色系でb16のような)で、
手足の先が鮮やかなオレンジ(v6のような)という配色です。

側面には黄色(v8のような)の色の模様があり、
心理4原色プラスオレンジのとても美しい色合いのカエルです。

この色合いと真っ赤な目は、天敵に襲われそうになった時に、相手を驚かせるためなのだとか。
このカエルを知って、カエルファンになる人が多くいるというのも、
納得の美しさでした。

品種名は「美しい木の妖精」。
私ももう少し、美しい色合いのカエルについて調べてみたくなりました。
カエルが苦手な方はごめんなさい。


25

2018/07

混色の不思議

17:03:36 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
夏は日差しが強いので、自然の中での色の見え方が変わります。
季節の変化とともに、色の見え方の違いも楽しんでみてくださいね。

先日アイシングクッキーのお教室で、いつもと違うレッスンがありました。

普段は、先生があらかじめ、課題に合わせて彩色してくださるクリームと言われるお砂糖で、
クッキーを色づけたり、文字や柄を書いたりする練習がメインなのですが、
その日は、自分の好きな色を、先生のお持ちの彩色用の食紅を混ぜて作るというレッスンでした。

もともとのクリームが白いので、思うように出したい色が出ず、
更に私はつい、分光分布が…などと考えてしまってなかなか進まなかったのですが、
思っている色を実際に出す作業はとても楽しいものでした。

その最中に先生がおっしゃった言葉にびっくり。
「茶色は、赤と緑を混ぜて作ります」
「??」

単純に、理論的には、赤と緑は反対色、補色の関係なので、
混ぜたら灰色になるという頭でっかちの状態で、思わず問いただしてしまった私に、
先生はご親切に、実際に茶色を作ってみてくださいました。

家に帰って水彩絵の具で実際に混ぜてみると、
微妙な加減で色の違いこそあれ、なるほど茶色が生まれます。

かなり古くはなりますが、かつてのドラマの名台詞、
「事件は現場で起きているんだ!」を実感してしまう、私の中での大事件でした。


18

2018/07

虹色の雲

17:02:26 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
そろそろ朝顔の季節ですね。

朝顔は、季節や朝の訪れを、気温で感じるのではなく、
日が落ちてから約10時間後に咲くのだそうです。
鮮やかな朝の色が楽しみな季節です。

後光がさす、など、美しい光はありがたいものとして
取り上げられることが多くあります。

カラーコーディネーター検定3級でもテキストで取り上げられている「光環」や、
「ブロッケンの妖怪」など、太陽の回折によっておこる現象は、
なかなか見られないとして、見られると幸運が訪れるという人もいます。

今年初めに、ブラジルでとても珍しい現象がありました。

空にかかる雲の一部が、まるでカラフルな綿あめのように、
虹色に色づいて見える現象です。

「彩雲」と言われる気象現象で、雲に含まれる水分や氷の結晶によって、
太陽光が回折することで、雲が虹色に色づいてみえるのだそう。

ハワイでは虹も幸運の象徴ですから、こんな雲を見ることができたら、
本当に幸せな気持ちになれるかもしれません。
画像でもいい、と思う方は是非、検索してみてください。


11

2018/07

ほおの木のまな板

16:57:32 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
色の世界は本当に奥深く、思わぬところでつながっています。 

その色がその色であるべき理由を、学習したことから気付く瞬間が
私にも訪れることがあります。
そんな日は、いい一日になりそうですね。

長年、使いやすいまな板を探してきました。

まな板は包丁との相性、とも言われますが、
包丁の歯をいい状態に保つためには、
やはりまな板の素材は木製が良いとのこと。

ヒノキのまな板も試してみましたが、
手入れが大変と聞くとつい手が伸びなくなっていました。

使ったらその都度さっと洗えるためには、
大きさも重要。あまり大きいとサイズだけでなく、
重さもあってその都度洗うのは面倒です。

先日デパートを歩いていてふと目に留まったのが、
まるで水彩画の作品のようにたくさん並べられた木製のまな板でした。

霧島山系の80年から200年のほおの木を
自然乾燥して造られたもので、サイズは27㎝×17㎝。

手に取ってみると軽く、ほおの木は殺菌作用があり、
刃こぼれしにくく、水切れがいいのだそう。

十数枚並んだまな板は、部位によって白っぽい色に
グリーンの差し色が入ったようだったり、深いこげ茶だったり。

チーズをのせたり、お皿として使う方もいらっしゃるそうです。

色にひかれて足を止めたまな板でしたが、
今のところようやく巡り合えたお気に入りの一品です。


みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
夏期検定を受験なさった方、お疲れさまでした。
力を出し切れたでしょうか。
これからは、身の周りの色を興味を持って楽しんでくださいね。

近代建築の三大巨匠ともいわれるル・コルビュジエ。

サヴォア邸やユニテ・ダビタシオン、ロンシャンの礼拝堂、
日本では、国立西洋美術館などの設計を手掛けた建築家です。

東京商工会議所の検定2級にも取り上げられ、
直線の美しさとすっきりしたたたずまいが魅力的な作品のうち、
世界遺産に認定された建築物もたくさん設計しています。

そんなコルビュジエが、「住み心地が最高のここで、一生を終えるであろう」
と評したのが、コートダジュールの別荘、カップ・マルタンの休暇小屋です。

数々の作品の集大成、興味をそそられる建築物ですが、
その内部は約約8畳ほどの一部屋のみ。

366センチ四方の空間に、簡素なベッドとテーブル、クローゼットと
テーブルとイス、簡易トイレのみが設置されています。

コルビュジエが考案した、人体の寸法と黄金比を基にした基準寸法、
モデュロールを当てはめて考えられた家具はすべて作り付けです。

人間にとっての極小の居住空間を構想して造られたという、
人が住む家のあるべき姿を考え抜いた建築。

全ての意味で凝縮されたこの建物、ぜひ一度訪ねてみたいと思っています。
昨年、この建物も、世界遺産に認定されています。


1 / 41234