ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

平成22年5月の学科試験について

みなさん、こんにちは。
今回は、先日実施された3級の学科試験についてコメントします。

【ライフプランニングと資金計画】
定番の問題が続出ですが、ファイナンシャルプランニングの手順に
関する問題が出題されましたね。
これは、これからもたまに出題されるような気がします。
三択の問題では、相変わらず正しい数字を選ぶ問題が多く見られます。
これは、正確に数字を暗記する必要があるということですね。

【リスク管理】
この科目、相変わらずの定番問題が多くみられますが、
三択の問題の中で、「非課税となるものはいくつあるか」という
個数問題が出題されました。
これは、消去法が使えず、正確な知識が備わっているかどうかを問う
問題です。
普通の三択よりも難易度が高いと言えるでしょう(内容は簡単ですが)。

【金融資産運用】
金融については、理解度を問う問題がチラホラ見受けられます。
丸暗記しているだけでは、対応できず
しくみ等を理解しているかどうかが重要です。
金融については、少し難易度が高かったのではないでしょうか。

【タックスプランニング】
この科目については、定番問題が多く見受けられました。
タックスについては、難易度は高くありませんが、
そもそも理解して正解を導き出すまでの勉強の過程が
一番大変なのが、この科目でしょうね。
合格のポイントは、いかに効率よく理解しながら
各計算過程のポイントを捕らえるかでしょう。

【不動産】
不動産については、「こんなの知らない(泣)」という問題が数問ありましたね。
といっても、それ以外の問題は定番問題ですから、過去問題をしっかり解いて
試験に臨んだ受検生は、ひとまず6割は得点できたのではないでしょうか。
しかし、今後も、「初めての問題」というのは増えるかもしれません。

【相続・事業承継】
相続については、定番問題ばかりでしたね。

全体的に、少し難易度の高い問題が増えているような気がします。
しかし、6割得点できれば合格なのですから
やはり、過去問題の攻略が合格の鍵であることには間違いありません。

次回は、実技問題についてコメントしたいと思います。