ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

平成22年5月の実技試験について

みなさん、こんにちは。
試験勉強は進んでいますか?
少し中だるみになる時期です(暑いですし・・・)。
気合いれて、がんばっていきましょう。

今回は、先日の実技試験についてコメントしたいと思います。

【ライフプランニングと資金計画】
老齢厚生年金の年金額算出の問題が出題されました。
これは、ある程度出題の予想ができた問題です。
フォーサイト受講生は、正解できたのではないでしょうか。

【金融資産運用】
定番の問題ですね。
過去問題をしっかり解いた受検生は解けたでしょう。
とは言っても、暗記していれば解けるという問題ではありませんよね。
金融資産運用については、景気や金利の動向を「理解」していることが重要です。

【タックスプランニング】
総所得金額を計算する問題が出ました。
これは定番問題ですね。
問題の問いかけ方がこれまでと少し異なる傾向のような気がしますが
非常に簡単な問題です。正解が問題文に書かれているようなものです。
だからでしょうか。
このようなパターンの問題では、考えすぎて間違えることがあるでしょうね。
問題文と設例をしっかり読むことが重要です。

【不動産】
登記事項証明書のサンプルを見て問題を解くパターンは
はじめてです(AFP・2級ではよくある問題ですが)。
これは、AFP・2級での頻出問題が3級試験にも出題されるようになる
というパターンです。
特に、不動産はこの傾向が強い気がします。
要注意ですね。
でも、実は、この問題、サンプルがなくても解ける問題なんですよね。
見た目に圧倒されてはいけませんっ!

【相続・事業承継】
基礎知識を問う問題ばかりですが、少し問いかけ方が
これまでの傾向と違うような感じです(直球ではなく変化球できた感じ)。
つまり、難しく感じる問題であったということです。
この手の問題への対策としては、しっかり理解していることが重要です。
表面的な丸暗記では対応できません。

総合的に、実技試験を斬ると、全体的に少し難しく感じる問題が
出題されているようです。
「難しい問題」ではなく「難しく感じる問題」です。
ということは、基礎的事項を「理解」していることが重要だということです。
といっても、やはり、過去問題の攻略が合格の鍵であることは
変りありません。