ファイナンシャルプランナースペシャリストによるこっそり裏講義

20代独身の資産運用相談について

皆さん、こんにちは。
講師の伊藤です。

今月は年代別の資産運用についてお話ししていきたいと思います。
まずは20代独身の資産運用相談について説明します。
実務で使えるように解説していきます。

20代で独身の場合、今後の将来設計をどのように考えていくかで資産運用の方針も変わってきます。
とはいえ、どの人にも共通することは、
何かあった場合の備えを持つことと将来のための資金を貯め、殖やしていくこと。
将来のためとは、結婚資金、老後資金などが該当します。

こうした20代独身向けに資産運用のアドバイスを行うとした場合、
どのような点に注意しながら、またどんなことをアドバイスしていけばよいでしょうか。

■まずは貯蓄の目安を伝えよう
20代独身の場合、特段あせることもなく好きなことにお金を使い楽しむ方も多いことでそう。
それはそれで結構なことですが、病気になった場合や失業した場合に備えて
ある程度の資金も蓄えておかなければなりません。

そこで、まずは資産運用の第一歩として預貯金を行う習慣を
身に付けることができるようにアドバイスをしてみましょう。

例えば、積立預金など定期的に着実に貯めていく方法や貯めるための口座を別に開設し、
給与口座から移すことで毎月〇万円は必ず預金するといった方法を提案します。
貯蓄の目安として決まったものがあるわけではありませんが、
一つの目標として毎月の収入の20~25%程度を考えてみましょう。
月収が25万円であれば5万円~7万円程度は少なくとも貯めていけるように努力を促すのです。
これぐらいの預貯金が毎月できるようになると、ある程度の資金が確保できるようになり、
年間で50~100万円も夢ではありません。一般的に、失業した場合に備えておきたい資金としては、
毎月の生活費の3~6ヵ月分といわれています。仮に毎月18万円の生活費がかかる方の場合には、
50~100万円は用意しておきたいところです。病気に備えるお金はあればあるだけ越したことはありません。
ここはお客様の考え方によるでしょう。

■積立投資や個人年金も提案してみよう
こうしてある程度資金が貯まる体質になった場合や、
毎月5万円は貯金しようなどと決意された場合に、
預貯金だけでは貯まるものの殖えないため殖やす観点もアドバイスしてみましょう。
例えば、積立預金と積立投資をセットにすることで、
殖やす・貯める両方を実践してみましょうとアドバイスします。

老後が不安といった方には、長期的な側面から個人年金や変額年金などをすすめてみるとよいでしょう。
20代独身だからこそ、時間の有効活用とリスクを取りに行くことができます。
世界経済は中長期的には成長を遂げているため、世界株式投信などの提案もしてみてはいかがでしょうか。

<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。
次の各文章を読んで、正しいものまたは適切なものには①を、誤っているものまたは不適切なものには②を、解答用紙にマークしなさい
【問題1】
債券の信用格付がトリプルB格相当以下である場合、一般に、投機的格付とされる。

<解答> ×
債券の信用格付けがトリプルB以上が投資適格、ダブルB以下が投機的格付となります。

【問題2】
公的年金等に係る雑所得の金額は、「(その年中の公的年金等の収入金額-公的年金等控除額)×1/2」の算式により計算される。

<解答> ✕
公的年金等に係る雑所得の金額は、「(その年中の公的年金等の収入金額-公的年金等控除額)」の算式により計算されます。1/2をかけるのは、退職所得です。

いかがでしたでしょうか?
それではまた次回、お楽しみに★



伊藤 亮太

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