ファイナンシャルプランナースペシャリストによるこっそり裏講義

50~60代

皆さん、こんにちは。
講師の伊藤です。年代別の資産運用④ということで、
今回は50~60代の資産運用相談について説明します。
実務で使えるように解説していきます。

50~60代の資産運用相談で最も多いのが老後資金対策ではないでしょうか。
また、5~10年程度使う予定のない資金の運用であったり、
退職金をもとにしたまとまった運用なども相談で多いところです。
こうしたお客様にはどのようにアドバイスを行えばよいでしょうか。

■運用年数が短くなるほどリスクは取らない
まず考えたいのが、お客様がどの程度の運用期間を考えているかという点。
5年程度なのか、10年、20年なのかでは運用商品も変わってきます。
仮に数年といった短期的な視点か、老後資金構築のための運用であれば、
あまりリスクは取らず、ローリスクローリターンかミドルリスクミドルリターンの金融商品を検討してみましょう。

例えば、公社債投資信託をメインに、一部を不動産投資信託で運用する。
このほか、預貯金を主体としつつ、大きく株価が値下がりした場合にのみ株式投資信託を購入し
目標リターンを上回れば機械的に売却するといった方針も有効といえます。

次に、10年以上など中長期的な運用ができる場合にはどうアドバイスすべきでしょうか。
第一ステップとしてどの程度まで資金を増やしたいかをお客様に確認してみましょう。
また、その資金は余裕資金なのかどうか、積極的に増やす観点なのかそうではないのか聞いてみます。

余裕資金の運用であれば、時間分散、地域分散を考慮しつつ、
積立方式による株式投資信託による運用もアドバイスしてみましょう。
この際に、10年程度の運用であれば、景気の良い時もあれば悪い時もあるため、
運用期間中に景気が良くなった場合には10年待たずして売却することも検討していきましょうと伝えます。

特に老後資金の場合には、運用が失敗に終わった場合、取り返しがつきません。
そのため、運用期間を決めつつ、ある程度目標の運用利回りや
目標額に到達したら運用期間中でも売却することが望ましいといえます。

■退職金の運用は時間分散も考慮して
退職金の運用の場合はどうでしょうか。どうしてもまとまった資金のため、
一度に運用を行いたいのもやまやまですが、ここはあえて時間分散を図るべきです。
なぜならば、運用タイミングを間違えると、取り返しがつかなくなるからです。

そのため、積立NISAをうまく利用しながら10年程度の運用を目指すといった姿勢が無難かもしれません。
通常のNISA運用であれば、2018年までに投資した場合にはロールオーバーが可能であるため、
非課税の恩恵を最大限受けられるようなアドバイスも行っていきましょう。

<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。
次の各文章を読んで、正しいものまたは適切なものには①を、誤っているものまたは不適切なものには②を、解答用紙にマークしなさい
【問題1】
遺族厚生年金の中高齢寡婦加算の支給に係る妻の年齢要件は、夫の死亡の当時、子のない妻の場合、40歳以上60歳未満である。

<解答> ✕
遺族厚生年金の中高齢寡婦加算の支給に係る妻の年齢要件は、夫の死亡の当時、子のない妻の場合、40歳以上65歳未満となります。

【問題2】
貸金業法の総量規制により、個人が貸金業者による個人向け貸付を利用する場合、 原則として、年収の1/2を超える借入れはできない。

<解答> ✕
貸金業法の総量規制により、個人が貸金業者による個人向け貸付を利用する場合、 原則として、年収の1/3を超える借入れはできません。

いかがでしたでしょうか?
それではまた次回、お楽しみに★



伊藤 亮太

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