ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

フィンテックなど最新動向①

Q:フィンテックは私たちの生活にどのような影響を与えるでしょうか?

■金融とテクノロジーを併せた造語がフィンテック(FinTech)
皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。

今回は、フィンテックについて解説します。フィンテックとは、ファイナンス
(Finance)とテクノロジー(Technology)の2つの言葉からできた造語です。
これは、金融とテクノロジーを融合させた金融サービスのことをさします。

例えば、スマートフォンを利用した決済、人工知能などの
最新技術を駆使することで活用できるサービスなどがフィンテックに該当します。

こうしたサービスがより具体化してきたのは、2008年の金融危機以降といわれています。
なお、日本では日本経済新聞が2014年にフィンテックという言葉を利用しています。

そのため、日本でフィンテックという言葉が
浸透し始めたのは10年も経たないほどのことなのです。

フィンテックで最も有名な事例として挙げることができるのは、モバイル決済です。
モバイル決済とは、スマートフォンや
タブレットといったモバイル端末を利用した電子決済サービスです。

PayPayなどが有名です。
また、クラウドファンディングによる資金調達により、
外食産業などでコロナ禍を乗り切ろうとする企業も出てきています。

これも新しい資金調達方法として
さらに活用されるようになっていくことでしょう。

金融の最新テクノロジーを利用した運用といえば、
THEO(テオ)が行う日本初となった独自開発のロボアドバイザーによる
投資一任サービスも面白い試みといえます。

これは、5つの質問に答えるだけで、世界中の11,000銘柄以上のETFをもとに、
最適な資産運用方法を提案してくれるサービスになります。

ラップ口座といえば、
どうしても富裕層メインの運用方法といえますが、
このTHEOでは、10万円から始めることもでき、簡単に
誰でも高度な金融サービスをもとに資産運用を始めることが可能となりました。

こうしたお任せ運用手法は、どんな方でもあまり知識がなくとも利用が可能で、
かつご自身に最適な運用方法を提案してくれるサービスのため、手間がかからず悩む
必要がない点で時間の効率的な活用を実現してくれる金融サービスといえます。

実際には運用してみないと結果はわからないとはいえますが、
こうしたサービスは誰もが利用できるような身近なサービスと
なってきていることがフィンテックならではといえます。

今後は機関投資家と同水準の運用が携帯やパソコン一つで簡単にできる。
それが当たり前の世界となっていくかもしれませんね。

<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。
次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
税理士資格を有しないファイナンシャル・プランナーが、顧客のために
反復継続して確定申告書を作成しても、その行為が無償であれば税理士法に抵触しない。

<解答> ×
税理士資格を有しないFPが、顧客のために確定申告書の作成や
税務相談にのることは有償無償問わず税理士法に抵触します。

【問題2】
全国健康保険協会管掌健康保険の被保険者が、産科医療補償制度に加入する病院で
出産した場合の出産育児一時金の額は、1児につき42万円である。

<解答> 〇
出産育児一時金の額は、産科医療補償制度に加入する病院での出産の場合、
1児につき42万円となっています。

いかがでしたでしょうか?
それではまた次回、お楽しみに★

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★お知らせ
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10月12日より、全国の書店にて『徹底研究 ドクターマーケット開拓術』
(近代セールス社)が発売されます。
10月16日からはアマゾンや楽天などで電子書籍としても発売予定です。
金融、砂金につづく本年3冊目。まだまだ出版続けますよ★