ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

平成24年5月本試験:2級AFP学科試験

みなさん、こんにちは。
今回は先日のAFP・2級学科試験の感想です。

<ライフプランニングと資金計画>
労災が丸々1問、雇用保険の基本手当が丸々1問、
これまでの傾向ではほとんど出題されないはずの共済年金が丸々1問、
と、ややドッキリするような傾向ではありました。
また、教育資金全般に関する内容が丸々1問、
こちらもこれまでの傾向とはやや異なる出題パターンのような・・・
試験問題作成者、変わったのか?
と、思ってしまう内容でした。

今回は、細かいことが問われている問題が多くあり
やや難易度が高まったのでは、と思います。
こういった場合は、消去法で正解するのがベストです。

<リスク管理>
新・生命保険料控除について丸々1問出題されました。
これは、出るぞ出るぞと思っていましたし、
講義の中でも「出るかも」と言い続けてきましたからね。

その他の問題は、過去問題の類似問題なのに
角度を変えた聞き方をしているので、一瞬「???」と
思うような問題が少しありました。
でも、冷静に落ち着いて問題をよく読めば、
基礎知識を聞いていることに気が付くはずです。

<金融資産運用>
う~ん・・・いつもよりも細かいことが
問われている問題がいくつかありました。

これは、もしかして、難易度高い方かもしれません。

でも、なんとか消去法で解ける内容でした。

しかし・・・「消去法で解けばいい」と言うのは簡単ですが
消去法で解答するためには、4択のうち3つの選択肢を
確実に自信を持って判断できる必要があります。
または、「不適切なもの」を選択しなければならない場合、
他の3つの選択肢はよくわからなくても「確実にこの選択肢は不適切」と、
自信を持てるか、がポイントです。

<タックスプランニング>
あれ???
いつもどおりの難易度です。
今回のライフや金融のような感じの悪い出題傾向ではありません。
タックスも、やや難しいのかなと身構えたら、そんなことはありませんでした。
素直に、過去問題の類似問題のオンパレードです。

<不動産>
珍しく、開発行為に関して丸々1問出題されました。
しかし、それ以外は、定番の問題ばかりで、
でも、部分的にやや重箱の隅をツツくような問題がチラホラ・・・

過去問題対策をしっかりしていれば
6割以上は得点できたはずです。

<相続事業承継>
養子に関する問題が丸々1問。
すっかり定番化されています。

しかし、その他の問題は、部分的にこれまでの傾向とは
少し違う角度からの問い方をしている問題がありました。

「理解しているか???」を問題作成者が
確認したいんだな・・・というのが伝わってくるような問題でした。

全体的に・・・
難易度があがったような気がします。
そして、過去問題をしっかくり攻略しても
真の理解をしていないと解けない問題がいくつかありました。

「しっかり理解」「過去問題の繰り返し演習」
これが、今後の合格のキーワードかな、と思います。