ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

景気と金融の関係

皆さん、こんにちは。
ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。

2021年がいよいよ始まりました。
そこで、皆様にとってさらにFP知識をより通常の生活に
役立てられるような内容について書いていきたいと思います。
まずは、「景気と金融の関係」について。

景気は良いときもあれば悪いときもあります。
循環しながら、経済は成長しています。
この流れで、金融も変動します。
まず、景気が良いときには、消費が活発化します。
モノが売れ、その結果企業の売上も増加します。
企業の収益が拡大すると、それに伴い給料も増加します。
さらに消費の拡大が見込めます。
そこで、企業は、さらにモノやサービスを
提供するために事業を拡大することを検討します。
そのために、融資や債券、株式発行を検討し、
資金調達を図ります。家計も消費が旺盛になり、
住宅などの高額商品の購入も増加することになるでしょう。

こうして、景気が良いときには資金需要は増加します。
資金需要が増加すると、需要と供給の関係から、
自然と金利は上昇します。
こうして消費増加→投資増加→資金需要増加といった流れができ、
景気が良いときには金融が大きな役割を果たすことがわかります。

ただし、実際にはなかなかこうはいかないのが現実です。
日本では景気が良くなっても資金需要が増加しているわけではありません。
少子高齢化など国内では将来に悲観的な見通しもあり、
なかなか投資が活発にならないのも一因といえましょう。

<過去問題の演習>

3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】

特定受給資格者等を除く
一般の受給資格者に支給される基本手当の所定給付日数は、
被保険者期間が20年以上の場合、180日である。

<解答> ✕

特定受給資格者等を除く
一般の受給資格者に支給される基本手当の所定給付日数は、
被保険者期間が20年以上の場合、150日となっています。

【問題2】

東証株価指数(TOPIX)は、
東京証券取引所市場第一部に上場している内国普通株式の
全銘柄を対象とした株価指標であり、景気動向指数の一致系列に採用されている。

<解答> ✕

東証株価指数(TOPIX)は、
東京証券取引所市場第一部に上場している内国普通株式の
全銘柄を対象とした株価指標であり、景気動向指数の先行系列に採用されている。

いかがでしたでしょうか?

それではまた次回、お楽しみに★