皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。
今回は不動産の価格について説明します。
不動産は、一つ一つ異なり、株式や債券のように投資指標などをもとに価格を判断するのが難しい側面があります。
そのため、周囲の不動産価格などを参考にしながら、不動産価格が妥当かどうかを検討していく必要があります。
不動産価格は、立地がすべてといもいわれます。皆が欲しいと思う場所であれば、価格は高止まりすることでしょう。
大都市の駅前、環境の良い場所などは人気があり、なかなか売却物件も出てこない可能性があります。
人口増加が見込める地域では、今後もその地域の不動産需要は高いことから、価格が上昇する可能性も大いにあります。
また、再開発により、整備がなされると、人の流れも変わり地域が活性化することで不動産価格が上昇する可能性があります。
特に大規模再開発により新駅ができるなどして新しい街ができるとなると、不動産価格は期待できることでしょう。
ミクロ的な視点では、上記のように立地がものをいいます。
日本全体で見た場合の不動産価格の変動要因には何があるでしょうか。まず、金利情勢をあげることができます。
金融緩和に伴い、金利低下が生じるとお金が借りやすくなったことから融資による不動産投資が活発化します。
金利低下により、実質的な投資利回りの向上が期待できるのです。不動産投資が活発になることで、不動産価格上昇が期待できます。
一方、金利上昇は実質的な投資利回りを低下させることになり、融資における利子が高くなることから不動産投資の減少につながる恐れがあります。
この結果、不動産価格は下落する恐れがあります。
様々な要因から不動産価格は変動します。
木を見て森を見ずの状況にならないよう、なぜ上がっているのか?今後上がりそうなのか?じっくり検証してくださいね。
<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。
次の問題に答えなさい。○✕問題
【問題1】
老齢厚生年金の繰上げ支給の請求は、老齢基礎年金の繰上げ支給の請求と同時に行わなければならない。
<解答> ○
繰上げは同時に、繰下げは片方のみで可能となっています。
【問題2】
日本政策金融公庫の教育一般貸付(国の教育ローン)の使途は、入学金や授業料といった学校に直接支払うものに限られる。
<解答> ✕
国民年金の保険料支払いや、家賃支払いなどにも利用できます。
いかがでしたでしょうか?
それではまた次回、お楽しみに★