皆さん、こんにちは。
ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。
前回、前々回に続き、各種株価指標の確認をしていきたいと思います。今回も有名どころ、配当利回りについて確認していきましょう。
配当利回りとは、購入した株価(投資金額)もしくは現在の株価に対して1年間でいくら配当金が受け取れるかを示したものになります。配当利回りの計算式は下記のとおりとなります。
配当利回り(%)=1年間で得られる配当金額÷投資金額×100
(現在の株価の場合、1年間で得られる配当金額÷現在の株価×100となります)
仮にA社の株価が1,200円のときにA社株式を購入し、1年間で配当金を24円得ることができたとしましょう。このとき、A社株式の配当利回りは、24円÷1,200円×100=2%と計算できます。企業のIR情報を見ると、配当金の予想が公表されているケースがありますので、その予想配当金を用いて予想配当利回りを計算してみましょう。
仮に5%といった配当利回りが計算できる場合には、配当魅力は高いといえます。ただし、あくまで予想配当金ですので、場合によっては減配となるおそれはないかどうか、確認する必要があります。なお、業種内で配当利回りによる比較を行い、その企業の株価が魅力的かどうかを確認することも可能です。
予想配当利回りは、四季報をみることである程度把握することが可能です。ただし、四季報が発売された時期から乖離している場合には、ご自身で現在の株価と予想配当から予想配当利回りを計算するかヤフーファイナンスなどで最新の情報となっていれば確認するといった方法がよいでしょう。
<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。
次の問題に答えなさい。○✕問題
【問題1】
建築基準法において、建築物の敷地が2つの異なる用途地域にわたる場合、その全部について、敷地の過半の属する用途地域の建築物の用途に関する規定が適用される。
<解答> ○
防火の規制は面積の広い方ではなく、厳しい方の規制が適用されますのでご注意ください。
【問題2】
贈与により不動産を取得した場合、不動産取得税は課されない。
<解答> ✕
相続では不動産取得税は課されませんが、贈与では課されます。
いかがでしたでしょうか?
それではまた次回、お楽しみに★