ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

先日の6つの係数の話の続き

みなさん、こんにちは。
勉強してますか???

さて、先週の6つの係数の話の続きをしたいと思います。

先週の長沢さんの問題ですが
運用しないと、手持ちのお金の貨幣価値が物価上昇率に
追いつかず、資産価値が将来目減りしちゃうから
大変だよ、という話です。

試験対策的に言うならば
コノ、長沢さんの問題は、多くの受講生は、「終価係数を使う!!!」
と自信を持って答えるのですが
実は、「現価係数を使う」が正解なのです。
これは、過去に何度か試験に出てますから
注意してくださいね。

では、なぜか?
キーワードは「金庫に保管」です。
運用をまったくしていないわけですから、
世の中ガンガンに物価上昇している中
長沢さんの金庫にあるお金の持つ内在価値が
それに連動して下がるわけです。

長沢さんは、運用していないのだから
6年後の長沢さんの金庫にあるお金は
1万円札の数で言えば、1,300枚ある1,300万円ですが、
貨幣価値は、6年分の物価上昇分下がったわけです。

ということは、6年後の1,300万円は
「今」いくらか???ということを計算すればいいので
現価係数を使う、ということになるわけです。

嗚呼・・・この問題、文章で説明するの難しいので
どこまでうまく皆さんにお伝えできるのか
異常に心配なのですが・・・

だから、安倍政権になって、物価上昇率が予定どおり上昇するならば
これまでのように、「運用しない」と、どうなるのか
怖いですよ~ということを言いたかったわけです。
だからといって、高い運用率を目指すと、過去の多くの投資家のように
運用失敗しますから、適度な運用率を
目指すのがいいと思います。
欲張りは、よろしくない・・・と個人的に思うわけです。

ひとまず、これにて、終―了―。
失礼しました。