ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

20年度第2回試験の傾向~その2

さて、今回は実技試験の総評です。

定番問題の、6つの係数を使う計算問題、キャッシュフロー表の穴埋め問題を筆頭に、
頻出問題の、PBRやROEの計算、延べ床面積の最高限度額の計算、路線価方式に
よる宅地の評価額の計算、保険証券の読み取り問題、扶養控除に関する計算問題、
法定相続分の判定などなど、「見たことある!」問題が相変わらず多く見受けられ、
「たまにはもう少し変わった問題が作れないものか?」と受検生からは非難されそうな
ことを思ってしまいます。

しかし、以前より計算をさせる問題が少し増えているようです。
ということは、本試験当日、最後の問題までたどりつく前に、時間がきてしまった
という受検生もいたのではないでしょうか。

これまでもそうでしたが、今後も、電卓を使いこなしていかに早く正解を導き出すことができるか・・・が、合格のポイントのひとつであることは間違いなさそうです。

いっぽう、今回も「ビビリ問題」がひとつありましたね。
フラット35の具体的なスキーム図が問題になっていました。これは、正解できた人が
少ないかもしれません。
なかなかシブイ問題を出してくるもんだ・・・

実技試験の攻略は、過去問題を繰り返し解いて計算手順と電卓に慣れることです。
そして、「ムムっ、これはわからないぞ」という問題はそこで考え込まず、
“あとで見ようマーク“を問題につけて、どんどん先に進み、とにかく最後まで
問題を読むことです。

合格した人は大喜びしてください。素直に自分を誉めましょう。
そうでない人も、ひとまず今回はよくやったと自分を慰め、
めげずに次の試験でがんばりましょう!!!