ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

平成25年9月 2級学科試験について

みなさん、こんにちは。
やっと涼しくなってきましたね、いかがお過ごしですか?

今回は先日実施された2級学科試験について
簡単にコメントしたいと思います。

まず、最初に復興増税についての扱い・・・(気になっていたんですが)
表向きは「考慮する」として、実際の各問題では「考慮しない」とあります。
結局、本則の税率を今までどおりしっかり記憶しておけばいいというわけです。
よかった、よかった・・・
FP試験は、とにかく「基本」と「原則」が大切です。

【ライフプランニングと資金計画】
特に目新しいものはなく、過去問題の類似問題が多くありましたが、
少し細かいことを問うような問題がややいつもより多いような気がしました。
「え?そんなこと聞いちゃうの?」という感じです。

【リスク管理】
初登場の問題(選択肢ベースで)ありました。
リスク管理についても「え?それ、出すのか・・・」という感じです。
今回の試験は、あえてこれまで触れたことのないテーマを
問題にしているような・・・

【金融資産運用】
この科目については、いつもどおりの難易度です。

【タックスプランニング】
「そんなの知らない」という選択肢が含まれる問題が少しありましたが、
いつもどおりの難易度です。

【不動産】
区分所有法がやや細かいこと聞いてる・・・という気はしますが
いつもどおりの難易度です。

【相続・事業承継】
やや細かいことを聞いてくる科目の代表例です。
今回も、「そこ聞くか・・・」と、ため息のでるような問題が数問ありました。
難易度は、他の科目よりも相変わらず高いように思います。

全体的に、やや細かいことを聞いている問題があちこちにありましたが、
(でも、過去問題集に掲載していないぐらい大昔に
出題されたことのある内容)
消去法で正解を導ける程度の水準と言えるでしょう。

とは言っても、今年の1月試験は難しく、5月試験が易しめだったので、
今回は、ほんの少しだけ難しく感じたのではないでしょうか。

でも、結局、過去問題の類似問題がほとんどを占めているわけですから
いつもいつも繰り返し書きますが
過去問題を繰り返し解いて、攻略すれば、
合格できる水準の試験だと言えます。