ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

理解度なんてもんは不安定なものだ

みなさん、こんにちは。
平日の午後、とあるテレビ番組でよく見かける気象予報士・森さんのお天気解説が大好きです。
「なんてわかりやすいんだ!!!」と、毎回感動します。
「そういうことなのか~、ふむふむ」と理解したと実感するのですが
数時間後、はたまた数日後に理解したと思っていたことを
人に説明できるか?というと、「はて?あれ?」と言葉につまります。

しかも、何等かの質問をされると、さらに頭の中真っ白になり何も答えられなくなる、
というのは、お天気に関してはしょっちゅうです。

質問されて、それに答えられないということは、
理解していた気になっていただけで、実は理解していないということなんです。
こんな体験にまつわり、「これって、FP講座においても同じだよね」と思うわけです。

講義を聞いた直後やテキストを読んだ直後は
「わかった!」と実感し、「よしこれで理解したからもう大丈夫」と思っていると
過去問題を解いた時にまったく解けなくて落ち込む・・・というのは
よくあることです。
(そんな受講生からの涙のご質問も多々あります)

理解したと感じるのは、実はその時だけで、身体に染み込むほど理解はしていないのです。
だから、繰り返しの学習をすることで
単なる表面的な理解をより深く、強く、脳に染み込ませる必要があるのです。

この繰り返しの学習がとにかく面倒。
同じことの繰り返しというのは、飽きるものです。

だから、繰り返しの学習にぐっと耐えて、実際に繰り返し学習できた人が
合格するのです。

人間は忘れる生き物です。
私なんて、トイレに行くほんの数歩の間に、「あれ???」なんてことは日常茶飯事です。
(別の意味で大丈夫か?・・・)

繰り返しの学習行動により、忘れないようになり
さらには、「忘れないようにしよう」と高い意識を持つことが
記憶の定着につながります。

なんだかうっとおしいこの季節、「勉強やる気しな~~い」と言わず
ここが踏ん張り時!!!
がんばって!!!

9月試験の受検申請期間がもうすぐ終了します。
お申込みがまだの方はお早めにーー!!!