ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

富裕層開拓への道②

皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。
前回、富裕層の世帯数について解説しました。次に、富裕層の属性から見て、FPが開拓しやすいのは誰なのかについて解説します。

■キャッシュリッチかつ投資に積極的なのは医師、弁護士等
日本の富裕層を「キャッシュリッチかどうか」、「投資に積極的かどうか」という2つの観点から検証すると、皆さんが一般的な営業という立場から確認するならば、まずは「キャッシュリッチ」かつ「投資に積極的」な富裕層のグループをおさえるべきです。
キャッシュリッチでかつ投資に積極的な富裕層として、是非とも顧客にしたいのが、「医師」です。勤務医、開業医ともに富裕層もしくは他の職業よりは高給であることをかんがみれば、富裕層の市場の中でもその存在はかなり大きいといえます。

厚生労働省「平成30年(2018年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」によれば、平成30年12月31日現在における全国の届出「医師数」は327,210人であり、男性が255,452人(総数の78.1%)、女性が71,758人(同21.9%)となっています。実は医師の数は平成28年の届出数に比べて7,730人増加しています。高給が期待できる医師が全国にいることを考えると、どの地域でもニーズをくみ取り顧客に是が非でもすべきでしょう。

この他、外資系金融機関に勤める会社員や、企業経営者も富裕層の仲間入りとなるケースが多くあります。ただし、ケースバイケースであり、必ず富裕層入りするかと言えばそういうわけでもありません。富裕層入りする角度が最も高いのはやはりドクターといえます。
おおよそ人口比となりますが、全国どこでも開拓可能なのがドクターです。まずは、ドクターの開拓をはじめてみましょう。

<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
国民年金基金は、加入員自身で掛金を運用するため、その運用実績により将来受け取ることができる年金額が増減する。

<解答> ×
設問は、個人型確定拠出年金の内容です。

【問題2】
住宅ローンの総返済額は、借入額、金利、借入期間等の条件が同一であれば、通常、元金均等返済よりも元利均等返済のほうが多くなる。

<解答> ○
総返済額は条件が同じ場合には元金均等返済よりも元利均等返済のほうが多くなります。

いかがでしたでしょうか?

それではまた次回、お楽しみに★