ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

アノマリーに注目した株式投資

皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。
今月は講師伊藤が気になる話題について解説していきます。二回目は、アノマリーに注目した株式投資について。

■海外投資家のアノマリーにも注目してみよう。
アノマリーとは、理論の枠組みでは説明できないものの、経験的に観測できる規則性をさします。実はここ数年、海外投資家は日本株式を7~9月に売り越し、10~12月に買い越す傾向があります。2021年7~8月には海外投資家は日本株を売り越しています。もしこのアノマリーが該当するならば、10月以降は海外投資家は日本株式を買い戻すのではないか?とも考えることができます(実際に10月は株価が上昇しました)。

ここから先はあくまで筆者の推測ですが、政治リスクはあるものの、大きな政局転換までは至らないのではないか?また、ワクチンを2回接種した人が増加し、秋にはある程度コロナ感染者はおさまってきている可能性があり(10月はおさまってきています)、その結果それまで軟調だった日本株式にも光が見えてくるのではないかと考えます。

他の先進国と比べて、夏期の株式相場は日本はさえませんでした。しかしながら、様々な視点から検討すると、年末にかけて霧が晴れ、日本全体の業績も上向き相場も上昇する可能性はあるのではないでしょうか。多少の乱高下はあるかもしれませんが、大きく上下変動するというよりは、じわりじわりとある程度は元に戻していくのではないかと考えます。
さほど短期的には心配する必要はないと考えます。ただし、長期的には成長路線が見えないとなかなか厳しい状況となりかねませんね。

<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
国内総生産(GDP)には名目値と実質値があり、経済環境が、物価が持続的に低下する状態(デフレーション)にある場合、一般に、名目値が実質値を下回る。

<解答> ○
デフレ下では、名目値が実質値を下回ります。

【問題2】
ゆうちょ銀行の預入限度額は、通常貯金と定期性貯金(財形貯金各種を除く)のそれぞれについて1,300万円となっている。

<解答> ○
ゆうちょ銀行の預入限度額は、現在通常貯金と定期性貯金(財形貯金各種を除く)のそれぞれについて1,300万円となっています。

いかがでしたでしょうか?

それではまた次回、お楽しみに★