ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

節税の効果

みなさん、こんにちは。
大昔、私がFP講座の受講生だったころの素朴な疑問のひとつに
「なんでこんなに税制のこと勉強するんだろう?」というのがありました。

FP試験の勉強には、あちらこちらに税制が登場します。
だから、昔から「タックスプランニングを制する者はFP試験をも制する」と
言われています。

後に、「ふむふむ、確かにね」と
思うようなことに幾度となく遭遇し今に至ります。
実際には、税制の知識だけでは足らず、お金に関する様々な知識が必要になりますが
そもそものFP的思考回路である「包括的な」考え方のそれなりの範囲を占めるのが
税金です。
税金を中心に考えるのはベストではありませんが、
税金のことも考えるのはマストです。

例えば、今の時期確定申告まっさかりですが
所得税の節税は誰でも積極的に思うことですが(脱税はダメ)、
所得税の節税行為は、のちに、住民税、事業税に影響し、
別の分野に波及して、高額療養費等の社会保険制度にまで
影響します(ただし、場合によっては節税をしたことを後悔するときもある)。

ひとつの事柄をひとつの側面から捉えるのではなく、
多方面から捉えて、ありとあらゆることを想定して
対策をとるための思考回路を構築する資格試験がFP試験なんだな・・・と
思う今日この頃です。

5月の試験を受けられる方は、
申請はお済みですか?
申請することで、「いよいよだな」という感じからやる気が
身体中みなぎってきますから試験勉強にも勢いがつきます。
まだの方は、早く申請してしまいましょう。