ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

株式投資のポイント③

皆さん、こんにちは。
フォーサイトFP専任講師伊藤です。

3月は株式投資の観点から執筆します。
第三回目は、REITは誰が買っているか?という視点です。

REITを買っているのは誰か?個人?外国人?実は金融機関が5割以上保有している状況をご存じでしょうか。
特に売買を活発にしているのが地方銀行と推測されています。なぜ地方銀行はREITを売買しているのでしょうか?

実は地方銀行にとって金融緩和が続く昨今では、融資でなかなか大きな収益を稼ぐことが難しくなっています。そんな中で、REITは貴重な高利回りを稼げる手段となっているのです。

REITの投資対象は東京はじめ大都市圏中心であり、なかなか地方では投資が難しい不動産にも手が届きやすいのです。
そのため、地方銀行は投資がしやすく、利回りを得ることができる点に注目しています。見方を変えれば、売買は地方銀行の動向にかかっている部分が大きいともいえます。

地方銀行は決算期が近くなるといったん利益確定に走る傾向があります。そのため、3月期の前になるとREITは売られやすくなるため、今が買いのチャンス到来といえるかもしれませんね。

<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
上場不動産投資信託(J-REIT)の分配金は配当所得となり、所得税の配当控除の対象となる。

<解答> ×
J-REITの分配金は配当所得となりますが、所得税の配当控除の対象にはなりません。

【問題2】
給与所得者は、年末調整により、所得税の医療費控除の適用を受けることができる。

<解答> ✕
医療費控除を適用するためには、確定申告を行う必要があります。

いかがでしたでしょうか?

それではまた次回、お楽しみに★