ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

2022年4月から変わること①

皆さん、こんにちは。
フォーサイトFP専任講師伊藤です。

2022年4月となりました。4月というと、制度改正など様々な改正が行われる月です。
2022年5月試験には4月以降の改正は出題されませんので、そこまで心配する必要はないものの、知っておくべき内容を示していきたいと思います。

2022年4月以降、成年年齢引き下げに伴い、高校家庭科の学習において資産形成の内容が加わります。具体的には、単純に買い物をする際の注意点や家計簿といった話だけではなく、収入と支出を考える、様々な金融商品を理解する、ライフイベントをもとにお金がどの程度かかるのかを学ぶなど幅広くお金に関する学習が行われる予定です。

もちろん、FPの資格内容に比べるとそこまで詳しくは学習しないでしょうけども、一通り少なくとも知っておくべきお金の知識を高校生から学べるようになる見込みです。

こうした金融教育が普及していくことで、その後FP資格を取得したい人も増えるのではないかと思います。資格を取りたい人が増えれば、一般的には難易度も上がっていくのではないか?と推測されます。

そのため、皆さんは一回でFP資格取得をするようにしてくださいね。徐々に難易度が上がっていく可能性があります。

<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
遺族基礎年金を受給できる遺族とは、国民年金の被保険者または被保険者であった者の死亡の当時、その者によって生計を維持されていた親族のうち、配偶者、子、父母、孫、祖父母をいう。

<解答> ×
遺族基礎年金を受給できる遺族は、子または子のある配偶者です。子どもは原則として18歳の3/31までである必要があります。

【問題2】
中小企業退職金共済の掛金は、事業主が全額を負担し、掛金月額は、被共済者1人当たり3万円が上限となっている。

<解答> ○
中退共の掛金は、1人当たりの月額上限が3万円となっています。

いかがでしたでしょうか?

それではまた次回、お楽しみに★