前回に引き続き、学科問題・科目別のコメントをします。
【タックスプランニング】
問題37に、「法人税の課税所得金額を計算せよ」という出題がされ、
法人税の課税所得金額は、会計上の当期純利益から税務上の加算減算を経て算出するということは知っているけど、具体的にどの費目を加算して、どの費目を減算するのかということまで知らないと、解けないような問題でした。
しかし、解けなさそうな問題はこれぐらいで
その他の問題は、他の科目と同様に基礎知識を問う問題ばかりでした。
1問ぐらい落としても、直接不合格になることはありません。
(他でしっかり得点できていればの話ですが・・・(汗))
【不動産】
さて、次に、多くの受講生が苦手意識を感じる不動産はどうでしょう。
ここで、改めて思います。
不動産の出題範囲は広いです。
だから、一番の攻略方法は、浅く広く学習することですね。
今回の試験も、過去問題からの類似問題が多くあり、基礎知識を問う問題も
多く出題されています。
一部の問題に、重箱の隅をつつくようなものがありますが、
そんな問題はできなくとも
テキストに掲載されている基礎知識をしっかり頭に入れた人は
合格点を取れたのではないでしょうか。
【相続・事業承継】
コメント6科目目にもなると、さすがに同じコメントするのは気がひけますが
相続・事業承継も基礎知識を問う問題が多く出題されています。
(やっぱり、同じコメントになってしまいました。)
一部の問題に、表面的な知識ではなく、少しだけ深い理解を必要とする
問題がありますが、そんな問題できなくとも、消去法によって正解に
たどり着けるはずです。
「学科試験」として、話をまとめると
全体的に基礎知識を問う問題が多く、難易度はさほど高くない
というのが正直な感想です。
テキストに掲載されていることをしっかり定着させ
過去問題を繰り返し解くことにより、合格はより近いものになるはずです。