ファイナンシャルプランナースペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは。
講師の伊藤です。
今日は老後資金についてお話ししたいと思います。

■老後資金は1億円必要!
 30代後半以降になると、今後の生活をどうしていこうか、特に50代では老後資金が気になり始める頃だと思います。一体いくら老後資金を貯めておけばよいのでしょうか?

 一つの参考となるデータがあります。それは総務省「家計調査報告」になります。総務省「家計調査報告(家計収支編)-平成27年平均速報結果」によれば、現在の高齢無職世帯、つまり年金受給世帯の生活からみると、老後資金として少なくとも7000万円、余裕をもって考えると1億円前後は必要と見積もることができます。

 具体的に説明します。総務省「家計調査報告」によれば、現在の年金受給世帯では毎月の支出が24万3,864円となっています。仮に65歳から年金を受給するとして、夫婦それぞれ90歳まで生存するとすれば、おおよそ7315万円の資金が必要と見積もれます。現在、男女合わせた平均寿命は84歳ですが、今後、女性の平均寿命がさらに延びることを想定すれば90歳と見積もることは理に適っています。また、夫婦ともに100歳まで生存するとすれば、およそ1億円ほどの資金が必要と計算できます。いまや100歳以上の高齢者が5万人以上いることを考えれば、1億円ほどの資金がかかる方も多くなると言っても過言ではありません。なお、これはあくまで必要な金額。ここから実際に受け取れる年金額を計算し、引き算した結果が実際に必要な金額となります(計算式は学習しましたね?確認を)。

■老後資金はリスクを取らず、確実に貯蓄を
 さて、ここで気になるのが、どうやって貯めていくか。例えば、50代の場合、お子さんがひと段落ついているご家庭も多いのではないでしょうか。もしひと段落ついている場合には、これまでお子さんでかかっていた教育資金などにまわしていた部分をそのままそっくり老後資金確保にまわすべきです。この場合においては、積み立てができる貯蓄やサラリーマンの方は財形年金など安全確実に貯めることができる方法を選択すべきといえます。

 また、自営業者の方の場合には、サラリーマンと異なり退職金分を確保するためにもできる限り早めのうちから、老後資金の貯蓄を考えるべきです。自営業者のメリットは、働きたいときまで働けること。そのため、場合によっては生涯現役で頑張ることも可能ですが、働けなくなるリスクも考慮し、余裕をもって65歳までにはある程度の資金を準備しておきたいものです。

 さらに言えば、今後年金額も減少する可能性は指摘されています。そのため、サラリーマンの方も年金ばかりをあてにするのではなく、減らされた場合も考慮してライフプランの設計を早いうちから考えておきましょう。

<予想問題>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。
次の各文章を読んで、正しいものまたは適切なものには①を、誤っているものまたは不適切なものには②を、解答用紙にマークしなさい
【問題1】
一般的な定期保険の保険料は掛け捨てで、満期保険金はない。

<解答> ○
定期保険では、被保険者が保険期間中に死亡した場合には死亡保険金が支払われます。保険料は掛け捨てで、満期保険金はありません。

【問題2】
普通傷害保険では、細菌性食中毒による傷害は保険金支払いの対象とならない。

<解答> ○
国内旅行傷害保険や海外旅行傷害保険では細菌性食中毒も補償の対象となりますが、普通傷害保険では、細菌性食中毒による傷害は保険金支払いの対象となりません。

保険の分野は、一般的な商品に関する問題が出題されやすい箇所です。各商品の内容を再度確認しておいてください。
それではまた次回、お楽しみに♪



伊藤 亮太

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