ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

個人型確定拠出年金の加入対象者拡大へ

皆さん、こんにちは。
講師の伊藤です。

本日は1月の試験には出題範囲となりませんが、今後の皆さんの学習において重要と思われる改正事項についてお話ししたいと思います。
それは「個人型確定拠出年金の加入対象者拡大」です。

ご存知の方も多いことでしょう。2017年1月から個人型確定拠出年金は
20歳以上60歳未満の方であればどなたでも加入できるようになります。

これまで個人型確定拠出年金の加入者は、自営業者などの国民年金第1号被保険者、
会社員のうち会社型確定拠出年金に加入できない国民年金第2号被保険者に限定されていたわけですが、
今後は専業主婦(夫)や公務員なども加入できるようになります。

加入できる金額は下記の通りとなります。

fp1

このように、年額でいくら掛けることができるかは、職業等によって異なりますが、
ご自身で運用できる機会が増えそうです。

節税効果が大きいため、ご興味ありましたら個人型確定拠出年金に申し込んでみてはいかがでしょうか。
申し込みは各金融機関にお問い合わせください。
ネット証券などが手数料は低めです。コスト意識も持ちましょうね。

<予想問題>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。
次の各文章を読んで、正しいものまたは適切なものには①を、誤っているものまたは不適切なものには②を、解答用紙にマークしなさい

【問題1】
生命保険の保険料の計算において、一般に、予定利率を高く見積もるほど、保険料が低くなる。

<解答> ○
予定利率は高く見積もるほど、保険料は低くなります。
なお、予定死亡率と予定事業費率に関しては高く見積もるほど保険料は高くなります。

【問題2】
払済保険は、現在契約している生命保険の以後の保険料の払込みを中止し、
その時点での解約返戻金相当額をもとに、元の契約の保険期間を変えずに、
元の主契約と同じ種類の保険(または養老保険等)に切り替えるものをいう。

<解答> ○
払済保険は保険期間を変えない、保険金額は変わる。
延長保険は保険期間は変わるけど保険金額を変えない。このように覚えておいてください。

いかがでしたでしょうか?2級も3級も保険料の仕組みや払済保険は頻出箇所ですね。
それではまた次回、お楽しみに★