ファイナンシャルプランナースペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは。
講師の伊藤です。

今回は、経済動向を捉えるための情報をどう入手すべきか、お話ししていきたいと思います。
まず、日刊紙は必ず一紙は読むようにしましょう。できれば複数よむことができると理解度は深まります。
なぜならば、日刊紙といっても、各社経済動向についての記事内容はまったく同じとういうわけではないからです。

例えば、経済指標について、同じような記事に見えても、ある日刊紙は数字で過去からの経緯を説明しているものもれば、
今回の状況から今後の見通しを述べている日刊紙もあります。
そのため、日刊紙を並べて経済動向を捉えていくことも一つの方法です。

また、インターネットで記事を検索し、同じ内容の記事や過去の内容の記事を複数並べることで整理していくことも有用といえます。
こうすることで、単純にその時だけの状況を知るのではなく、過去、現在、今後の見通しといった流れがわかるようになります。
横断整理は、お客様への説明にも役立ちますし、過去からある程度の見通しまで把握が可能となれば、
今後どういった金融商品が運用に最適となるか等を見極めることにもつながります。

次に、投信会社のレポートで経済動向を捉えていくことにもチャレンジしてみましょう。
投信会社では、投信ごとに週次レポートや月次レポートなどを公表しています。
これらのレポートには、その時々の経済動向を要約したものが記載されているケースがありますので、
おおまかな動向を捉えることができます。

また、投信会社やシンクタンクによっては、現状の日本経済動向や先進国経済動向、
新興国経済動向などをレポートとして公表していることがあります。

こうしたレポートをご覧いただくことで、さらに詳細な経済動向を把握することが可能になります。
日銀の電撃的追加金融緩和など市場が予測していなかったような出来事は、
緊急レポートとして投信会社などで掲載されることもあります。

ポイントは、一つの記事だけで物事を捉えるのではなく、複数の記事で内容を確認すべき点です。
事実把握から過去からの経緯、今後の見通しまで考えることのできる体制にすることで、
ご自身のFP知識の深堀りはもちろん、お客様などへの説明もしっかりとできるようになるはずです。

<予想問題>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。
次の各文章を読んで、正しいものまたは適切なものには①を、誤っているものまたは不適切なものには②を、解答用紙にマークしなさい

【問題1】
収入保障保険の被保険者が死亡し、保険金受取人が保険金を死亡時に一括で受け取る場合の受取額は、
保険金を年金形式で受け取る場合の受取総額と比べて多い。

<解答> ×
一時金で受け取る場合の方が年金形式で受け取る場合よりも受取総額は少なくなります。
先にもまとめてもらえるということは、現在価値に直した分しかもらえないことになるためです。

【問題2】
物価が継続的な下落傾向(デフレーション)にある場合、名目金利のほうが実質金利よりも低くなる。

<解答> ○
名目金利÷物価=実質金利で計算できます。デフレの場合には、
物価が下がるため実質金利の方が高くなります(名目金利の方が実質金利よりも低くなる)。

いかがでしたでしょうか?物価に関連する問題も試験には出やすいです。
実技でも出る可能性があるため、理解しておいてください。

それではまた次回、お楽しみに★



伊藤 亮太

毎週欠かさずチェック!

フォーサイト公式サイトへ
フォーサイトのeラーニング「道場破り」へ

RSSフィードについて
このブログでは、RSS(RDF Site Summery)を使って、記事のヘッドラインを配信しております。RSSリーダーなどを利用することにより、更新記事の概要をすばやくチェックすることが可能です。