ファイナンシャルプランナースペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは。
講師の伊藤です。
試験まで残り1ヵ月をきりましたね。最後の追い上げに向かってファイトです。
今回はマイナス金利政策下での資産運用について解説します。

マイナス金利政策は、投信や保険にも大きな影響を与えています。投信では国内債券ファンドの基準価額がマイナス金利導入後にほとんどの銘柄で上昇するという異常な状況に。MMFに関しては購入受付中止どころか償還となりました。普通預金金利がほぼ下限のような状況では今後も運用が難しくお客様の中にはどんな商品で運用してよいのかわからない といった方もいるのではないでしょうか。

また、保険も一時払終身保険を中心に販売停止といった動きが見られました。保険での運用も難しくなってきている昨今、どういった提案がお客様に有用といえるのでしょうか。

■一つの方法が外貨建て商品
金利や利回りに不満があるお客様には外貨建て投信(株式など)、外貨建てMMF、外貨建て保険の提案をしてみましょう。利益をとりつつ分散投資によりリスクヘッジする提案を行うのです。

外貨建て商品のほうが利回りが高い。そのため、今だからこそ魅力に感じるお客様は多いことでしょう。ただし、為替の変動もあることから、リスクヘッジを忘れてはなりません。例えば、時間分散、複数の外貨で投資するなどを検討してみましょう。以前であればどの外貨を購入しても円安へと流れが生じていましたが、現状では各通貨によって動きが異なってきています。米ドルであれば米国利上げに伴う米ドル高円安が見込めるものの、ユーロに関しては日欧の金融緩和が続く限り横ばいかもしくは場合によってはユーロ安円高へとつながるかもしれません(米ドル高⇔ユーロ安の関係から)。このように通貨によって動きが異なる恐れがあるため、分散させることでリスクヘッジするのです。もちろん、円安に動きそうな外貨をターゲットとすることになります。

また、外国株に投資する投信の場合には、今後の成長性も見据えた運用戦略を練ることが必要です。世界の成長の果実を受け取ることができるような投資方法(例:世界に丸ごと投資する投信)がよいでしょう。
 
そして、保険の場合にはメリットである「死亡保障」もしっかりと提案内容に織り込みましょう。為替差益を得る、金利を受け取るだけではなく、ここに死亡保障を得る目的もあわせて提案するのです。例えば相続対策として提案するのもよいかもしれません。増やしながら子供へのバトンタッチも図るといった具合に。この他、外貨建て年金による老後資産形成も提案可能です。いずれにせよ、外貨建て保険に関しては他の外貨建て商品とは異なる目的による提案が望ましいといえます。

<予想問題>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。
次の各文章を読んで、正しいものまたは適切なものには①を、誤っているものまたは不適切なものには②を、解答用紙にマークしなさい
【問題1】
建物が防火地域と準防火地域にわたる場合、原則として、その全部について、準防火地域の規制が適用される。

<解答> ×(②)
建物が防火地域と準防火地域にわたる場合、原則として、その全部について、規制の厳しい防火地域の適用を受けることになります。

【問題2】
市街化区域内の農地を宅地に転用する場合には、農業委員会に届出を行う他、都道府県知事等の許可を受けなければならない。

<解答> ×(②)
市街化区域内の農地を宅地に転用する場合には、あらかじめ農業委員会へ届け出れば、都道府県知事等の許可は不要となります。

いかがでしたでしょうか?残り1ヵ月、問題演習を多くこなすことで確実に合格を目指しましょう!



伊藤 亮太

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