ファイナンシャルプランナースペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは。
講師の伊藤です。

今回は株式相場の見方、株式投資指標について解説していきます。

株式相場は、基本的には買い手(需要)と売り手(供給)の状況によって決定されます。
需給が動く要因としては、業績、景気、政策、国際情勢などをあげることができます。一般的には、業績が良い、景気が上向き、経済政策が株価を押し上げる要因となりえます。ただし、業種によっては、不景気の方が業績が伸びるようなケースもありますし、景気に関係なく増収増益を達成するケースもあります。この他、国際情勢が悪化した場合には、輸出関連株にはマイナスの影響となる可能性があります。国際情勢が良い方向へ向かっている場合には、輸出関連株を中心に上向きとなる可能性が高いです。

こうした点は、その時々の状況によって異なってくるといえますが、基本的には個別企業の株式を見る場合には業績が良いかどうかが主軸としてみるべきポイントです。また、日経平均株価など株価指標を見る上でも、最終的には日本企業の業績の良しあしなどファンダメンタルズが株価を動かします。

そこで押さえておきたいのが、割安かどうかを判断する材料となる株式の投資指標。業績が良くても割高な株価で購入した場合には運用はうまくいかない可能性があるためです。ここでは代表的な投資指標を中心に解説します。

まず、株価収益率(PER)とは、株価÷1株あたり純利益で表され、株価が1株あたり純利益の何倍になっているのかをみる指標です。企業の収益力に着目した指標であり、一般に、同業他社や過去の数値と比較し、PERが低いと割安、高いと割高と判断されます。なお、PERは予想利益をもとに、将来動向を加味しながら利用することが望ましいといえます。

株価純資産倍率(PBR)は、企業の純資産価値に着目した指標であり、株価÷1株あたり純資産で計算されます。これも一般的に、同業他社や過去の数値と比較してPBRが低いと割安、高いと割高と判断できます。なお、PBRが1倍割れると解散価値の方が株価を上回ることになり、将来性が見込まれる場合には買うタイミングとして悪くはないとも判断できます。

自己資本利益率(ROE)は、当期純利益を自己資本で割ったものであり、一般的にROEが高いほど収益性が高い企業といえます。ROEが高い企業は投資家にも注目されやすく、株価も堅調となることは多々あります。

いずれの指標においても、同業他社や過去の状況と比較することが重要です。新聞等で記載されているものばかりですので、株価が割安なのかどうか、使いこなせるようにしておきましょう。

<予想問題>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。
次の各文章を読んで、正しいものまたは適切なものには①を、誤っているものまたは不適切なものには②を、解答用紙にマークしなさい。
【問題1】
遺族厚生年金の額は、原則として、死亡した者の厚生年金保険の被保険者記録を基に計算した老齢厚生年金の報酬比例部分の額の3分の2相当額である。

<解答> ×(②)
遺族厚生年金の額は、原則として、死亡した者の厚生年金保険の被保険者記録を基に計算した老齢厚生年金の報酬比例部分の額の4分の3相当額になります。

【問題2】
65歳到達時に老齢基礎年金の受給資格期間を満たしている者が、68歳到達日に老齢基礎年金の繰下げ支給の申出をした場合の老齢基礎年金の増額率は、18.0%となる。

<解答> ×(②)
繰下げを行った場合、繰下げた月数×0.7%増額されます。68歳から受給する場合には、36ヵ月×0.7%=25.2%が増額率となります。

いかがでしたでしょうか?最新の過去問からピックアップしてみました。しっかりおさえてください。
それではまた次回、お楽しみに★



伊藤 亮太

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