行政書士講座の講師ブログ

そもそも、どうして成人年齢は20歳だった

皆さん、こんにちは!

学習の進み具合は、いかがですか?
今年受験される皆さんは、ここから直前期ですので頑張っていきましょう!

みなさんもご存知だと思いますが、
法改正により、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。
なお、施行は2022年4月1日とされています。

ここで、ふと「そもそもどうして成人年齢は20歳だったのだろうか?」と疑問に思いまして、
検索したところ、面白い記事が公開されていました。

以下は、参議院常任委員会調査室・特別調査室の
「立法と調査」2017. 12 No. 395からの引用です。

記事の題名は「民法の成年年齢引下げの意義と課題」というもので、
その中に、以下のような一節がありました。

「現行民法の成年年齢が20歳とされた理由については、明治期の立法者が、条約改正交渉のための体裁を整える政治的判断として、近代的な国家を作り上げる必要性から、21歳から25歳を成年年齢としていた当時の欧米の成年制度を受け入れることを基本に、15歳程度を成年とする日本の旧来の慣行(いわゆる元服)をも考慮に入れて、当時の国際的基準からいえばやや低く日本の旧来の慣行からすれば高い成年年齢を、大宝令を理由付けに採用した」

というものです。

つまり、明確な根拠というよりも、だいたいこの辺で、
という経緯なのかもしれません。

面白かったので、ご紹介しました。

今回は、このへんで。

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