行政書士のスペシャリストによるこっそり裏講義

今回は、ミニ講義です。

行政書士試験平成15年第1問肢1(基礎法学)では、
「法令の公布は、慣行として官報によることとされている。」
という文章が、正しいか誤りかが問われました。

この解答は、正しいです。

そもそも法令を官報で公布することは、
戦前では、公式令という法令に根拠がありました。

しかし、第二次世界大戦後、内閣官制の廃止等に関する政令により
公式令は廃止されたにもかかわらず、
これに代わる法令は制定されませんでした。

ただ、その後も、依然として、
官報への法令の掲載が続けられていました。

つまり、根拠法令がないまま、慣行として
官報に掲載されているのです。

この点について、判例も、他の適当な方法をもって
法令の公布を行うものであることが明らかな場合でない限りは、
法令の公布は従前通り、官報をもってせられるものと解する
として、慣行により官報によるもの
としているのです(最大判昭和32年12月28日)。



福澤繁樹

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