行政書士のスペシャリストによるこっそり裏講義

本試験まで12日となりました。
勉強は進んでいますか?

今回は、直前期の生活リズムについてお話をします。

まず、試験勉強を夜に行っていた方には、朝型への変換をおすすめします。
試験は、日中に行われますので、夜型よりも朝型のほうが有利だと思うからです。

朝型の生活に戻すポイントは、まず、起床時間を一定にすることです。
夜型の生活の場合、朝の5時ぐらいまで勉強をして、起きるまで寝るという方が多いと思います。
そこで、朝7時なら、7時と起床時間を決めて、本試験までこの生活を維持します。

最初の数日は体が慣れていないため大変ですが、
一定の時間に起床することによって生活のリズムをきちんと作りましょう。

次に、寝る2 時間くらい前からテレビやパソコンなどの強い光を見ないようにすることも重要です。
夜型の方が急に12時に寝ようとしてもなかなか寝つけません。

そこで、少しでも寝つきやすくなるように、
寝る2時間ぐらい前から意識的に強い光を見ないように心がけてください。
強い光を見ると眠れなくなるからです。

また、寝る前に体温を下げる工夫をすることも有効だそうです。
寝る前に体温を下げると、寝つきがよくなります。
体温を下げるためには、一度体温を上げておく必要があります。

そのためには、運動や入浴が最適です。

今回も、試験に関連する知識をご紹介します。
今回は、基礎法学や一般知識でもよく聞かれている、大陸法と英米法についてご紹介します。

ドイツやフランスなどの大陸法系は、ローマ法系とも呼ばれ、古代ローマ法を共通の起源としています。
主として、フランス法(ナポレオン法典)や、ドイツ法(ドイツ民法典)がその礎となっています。

英米法系は、イギリスで11世紀中頃にノルマン王朝が樹立されて以来、
国王の裁判所の判例法として発展し、アメリカなどに継受された法系です。
英米では、この判例法をコモン・ロー(common law)と呼び、
大陸法をシビル・ローCcivil law)と呼んでいます。

大陸法系と英米法系の聞には、伝統的にかなり相違が見受けられます。
もちろん、時代が経るにつれて、両者は融合傾向が進み、現在では、程度の相違に過ぎなくなっているものもあります。
日本は、大陸法系の骨格を維持したまま、英米法系の影響も受けているというハイブリッドな法体系にあるので、
特に両者の考え方を同時に有している場合が多々あります。

(1)何を主たる規範とするかについて
大陸法系では、成文法主義がとられ、
議会や政府が作る高度に体系化された制定法が第一次的法源として、
すべての法領域で尊重されます。

これに対して、英米法系では、判例法主義がとられ、
裁判所で作り上げられた判例に先例的拘束力が認められ、
判例が第一次的法源とされています。

(2)裁判所の体制について
行政優位の法運用体制がとられた大陸法系のフランスやドイツでは、
司法裁判所とは系統を異にする別個の行政裁判所が設置され、行政事件を扱い、
行政内部での監督統制が重視されてきました。

これに対して、伝統的なコモン・ローによる法の支配の確立がめざされた英米法系では、
行政に関する事件も通常の司法裁判所の裁判権に服し、司法権の優越が制度的に保障されてきました。

(3)法の運用主体
大陸法系のフランスやドイツでは、最初から裁判官として採用し、
裁判所内部で、訓練・養成する職業裁判官制(キャリア・システム)がとられています。

これに対して、英米法系では、弁護士その他の法律家として
相当期間経験を積んだ者から裁判官を選任する法曹一元制がとられています。

(4)国民の司法への参加
大陸法系のフランスやドイツでは、現在では、参審制をとっています。
参審制は、刑事訴訟において、一般市民から選出された参審員と職業裁判官がともに評議を行い、
事実認定及び量刑判断を行う制度である。
参審員の選出方法や任期は国によって異なる。
日本の裁判員制度も、この参審制を参考にして立案されたとされています。

これに対して、英米法系では陪審制をとっています。
陪審制とは、民間から無作為で選ばれた陪審員が、刑事訴訟や民事訴訟の審理に参加し、
裁判官の加わらない評議によって事実認定と法の適用を行う司法制度です。

以上です。
時間のある時にでも、読んでくださいね。

あと、12日!
がんばりましょう!!

フォーサイト専任講師 福澤繁樹



福澤繁樹

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