行政書士講座の講師ブログ

学習効果を高めるヒント

皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。

今回は、学習効果を高めるヒントについて、3つほど書いていきたいと思います。
基本的なことが多いので、「既に実行している」、「知っている」という方もいらっしゃると思いますが、そのような方はおさらいの気持ちで読んでみてください。

1、きちんと睡眠をとる
人間は、気分や体調に左右されます。
もちろん、「私は、気分や体調に左右されない!」という凄い方もいらっしゃるかもしれませんが、多くの人は気分や体調が優れないときは、勉強が捗りません。
したがって、学習効果を高めたいのであれば、体調を整えることが重要です。なかでも、きちんと睡眠をとることは学習効果を高めるためには必須だと思います。
同じ1時間の学習でも、ボーッとした頭で学習するのと、スッキリした頭で学習するのでは、当然のことながら効率が違います。

2、暗記を積極的に行う
行政書士試験では、基本的にはクリエイティブなことは要求されません。
要求されるのは、条文と判例の正確な記憶です。
例えば、憲法の過去問を参照してみるとわかりますが、ほとんどの選択肢が条文知識か判例知識です。
条文も判例も、自分で創造したものではなく、すでに存在しているものですので覚えるしかありません。
暗記を効率的にするためには、暗記する対象を明確にし、その上で暗記の時間をとって積極的に暗記しましょう。
一度で覚えられないのは当然ですが、悲しいかな、中には10回繰り返しても覚えられない事項もあります。そんなときには、11回目を頑張りましょう。
寝る前に覚えて、翌朝にテストをして思い出すというのが良いようですので、できそうな方は実践してみてください。

3、繰り返しを意識する
当然ですが、試験本番ではテキストなどを持ち込むことはできません。持ち込めるのは、自分の頭に詰め込んだ知識だけです。
そして、これは何度も書いていることですが、学習した知識を覚えるためには、それを何度も繰り返して、脳の海馬に、「これは重要な情報だから覚えよう」と働きかける必要があります。つまり、学習した知識を何度も繰り返し反復して、自分の脳に定着させなければなりません。
結果として、合格するためには、何度も繰り返し反復できる量の知識しか扱うことはできないといえます。
逆に、いたずらに多くの知識を扱うと、この「繰り返し反復して定着させる」ということが実現できません(もしくは相当の時間がかかります)。新しい知識をどんどん学習することは、気分は良いかもしれませんが、本当の学習効果は低いと思います。

今回は、学習効果を高めるヒントについて、3つ書きました。
参考になれば幸いです。

それでは、また。