行政書士講座の講師ブログ

0%か100%かの二択思考に陥っていないか検証してみよう

皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。

突然ですが、みなさんは学習を習慣化できていますか?
できているという方は、その調子で行きましょう!
もし、なかなか習慣化できていないという方がいらっしゃったら、その原因をしっかりと探って早期に学習を習慣化しましょう。

習慣化には色々な阻害要素がありますが、今回は、その中の一つの0%か100%かの二択思考について書きたいと思います。
いわゆる、「ゼロヒャクで考える」と言われているやつですね。つまり、0か100かの二択で考えてしまう思考の癖です。
テストでは、0点とか、100点というのが出ますが、現実社会ではそのような具体的な数字は出ません。
私達は、それぞれに学習計画を立てて、今日はこれをやろうと決めて、その日にそれが達成できたとか、できなかったとかを判断しています。例えば、今日は、憲法の過去問を20問実施しようと計画をしていて、それができたとかできなかったとか判断します。
そのときに、「ゼロヒャクで考える」思考の癖がある人は、20問を終わらせることだけが目標となります。もちろん、それは正しいし、正当な目標です。しかし、それに拘るあまり、20問以下しか実施できないということに価値を見出しにくくなるという傾向が生じます。極端な例かもしれませんが、「今日は時間がなくて20問を完遂できないのであれば、いっそのこと、まったく手を付けない」と考えてしまうという傾向があります。
たとえば、仕事が忙しかったので、時間が取れず、結果的に過去問が1問か2問くらいしか実施する時間がないような日の場合、どうせ20問は終わらないのだから、1問や2問をやってもしょうがないと考えてしまう方がいらっしゃるということです。
他方で、そこで粘って1問でも2問でも進める方も存在します。

そして、学習が習慣化しやすい方は、私の経験上は後者の方だと思います。

もし、いま学習が習慣化できていないという方は、もしかしたら、上記のゼロヒャク思考に陥っているかもしれませんので、ぜひ一度検証をしてみて下さい。

今回は、このへんで。