行政書士講座の講師ブログ

社会はつながっている

皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。

先日、ある仕事の会議に出席したときに、来賓の祝辞があり、その中で来賓の方がおっしゃっていた言葉が印象に残りました。
それが、タイトルにも書きましたが「社会はつながっている」というものです。
ご来賓の方は、したがって、私たちは自分たちそれぞれの生活の中で、より良く善処する必要があるということをお話されました。
その時の私の心理状態もあってか、この言葉が心に響きました。

私たちの社会は、ネットが発達する以前から、いまと同じようにつながっていたと思います。もちろん、ネットの発達により、昔よりも情報の伝達速度は飛躍的に上がり、それによる影響のスピードも範囲も飛躍的に大きくなったと思います。
しかし、その本質には変化はないように思えます。昔から、その影響は水面の波紋に例えられたりしています。

ある人が行った善行でも悪行でも、それが様々な影響を社会に与えていくということを思うと、自らの行いにもできる限り気をつけていきたいと思うのですが、果たして、その行動が良い影響になるのか悪い影響になるのかは、一個人の力では窺い知れないことでもあります。
行政書士の仕事をしていると、行政側と国民側との、それぞれの利益相反が生じるような場面に出くわします。また、行政書士の仕事も、対価を得るものですので、その意味でお客様との間に利益相反的な関係が生じることもあります。
その時々において、行政書士としての社会的な使命とその職業倫理、そして自分の資質が試されるという感覚もあります。
また、フォーサイトでの講師という仕事にも、同じように考えることが多いです。

「社会はつながっている」

改めて自らを振り返ってみると、本当に至らない点ばかりを思いついて嫌になりますが、今後も、行政書士業も講師業も、自分なりに頑張っていきたいと考えた言葉でした。
今回は、このへんで。