行政書士講座の講師ブログ

試験勉強とは、「いつまでにどこまでやるかを決める」ことから始まる

皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。

私は、以前から試験では完璧主義を捨てて、基本的な知識の反復を行い、正確に身につけましょうと言っています。
タイトルにもありますが試験勉強とは、「いつまでにどこまでやるかを決める」ことから始まります。
つまり、これからやる教材を確定して、いつまでに、目の前にある教材を完璧にするか、ということを決めることが最初に行うべきことになります。
なお、独学で学習する場合には、例えば市販のテキストの中から、これという一冊を決めて、その一冊を仕上げるということになると思います。

このことは、既にフォーサイトの教材のみを使用して学習すると決めている方は、特に意識しなくてもよいのですが、これから先に焦ってくると、ついつい市販のテキストなどに手を出してしまうという方がいらっしゃるかもしれませんので、注意的に書いておきます。

そもそも、皆さんが学習している法律の知識というのは、法律の条文、著名な判例が主となっています。
もちろん、学習しようと思えば、テキストに掲載されていることよりも、もっと多くの判例や関連条文も学習することはできると思います。また、過去問などを解いていて、テキストよりもより細かな知識を問われているような場合には、「ここまで完璧に学習する必要があるのか」と思ってしまうこともあると思います。
しかし、一般的には、そのような試験にあまり出題されない細かな知識に拘泥することなく、テキストに書かれている頻出の基本的知識を正確に覚えること、そして、そのために何度もテキストを反復することに重点をおくべきだと思います。

例えば、3日後に、特定の100個の英単語の中から、10題のみを選んで試験を行うという場合に、もし、100個の英単語の中に、頻出の英単語と稀にしか出題されない英単語が混在しているとしたら、みなさんは、どうやって学習をしますか?
もちろん、頻出の英単語から学習して、その後に時間があれば稀にしか出題されない英単語を学習するという方法をとると思います。
試験勉強は、いずれの試験でも、基本的には同じ考え方だと思います。

いずれにしても、まずは目の前にあるテキストを何度も反復すること、そしてそれをいつまでに行うのかを自分で決めて、しっかりと進んでいきましょうね。

今回は、このへんで。