行政書士講座の講師ブログ

理不尽との向き合い方

皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。

私は、行政書士としての仕事の中で、行政書士会の仕事として、年間に数回、市役所相談の相談員をしています。
相談の内容はさておき、相談にいらっしゃる方は、当然ですが、困っている場合が多いです。
その理由は様々ですが、場合によっては、自分が引き起こした事案ではなく、他人や親族が起こした騒動に巻き込まれて、仕方なく自分が解決に向けて動いているという方も多いです。
例えば、親の不始末をその子供が仕方なく片付けるとか、会社でのパワハラ、第三者からの嫌がらせの話などを想像してもらうとよいと思います。

そのような、いわば理不尽な目にあったときに、その人がどのように受け止めて、どのように解決していくかというのが、最近、見ていて考えさせられます。
理不尽な目に合うのは、誰もが嫌だと思いますし、そのことに何も有益なことはないと思います。
しかし、生きていると、どうしても降りかかる火の粉を払わなければならない時があります。
また、そのような自分には帰責性のない理不尽なことがあったときに、自分自身では全く解決策を講じることなく、ただ嘆いているという方もいらっしゃいますし、逆に、妙に自省してしまうという方もいらっしゃいます。

どのような態度が正解かというのは、個々人の性格や置かれた状況でも異なりますので、一概には言えません。

しかし、場合によっては、理不尽なことが起こると、それをうまく処理できずに、心を病んでしまうようなケースもあります。

自戒の意味も含めて、世間の理不尽との向き合い方というのを、いま深く考えています。

今回は、このへんで。