行政書士講座の講師ブログ

ユルイお話

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の福澤です。

学習の進み具合はいかがですか?

仕事をしていると、人名を入力することが多いです。

でも、これが曲者です。

例えば、おなじ「たかはし」さんでも、「高橋」と「髙橋」さんでは違います
(※ちゃんと表示されるといいのですが、後ろは高の字が「はしご」になっています)。
もちろん、「わたなべ」さんも「渡辺」と「渡邉」と「渡邊」では違います。

また、使用しているパソコンには無いというパターンもあります。
外字エディタなどで作ることもありますが、法務省の提供している戸籍統一文字情報
(戸籍のオンライン手続に使用することを目的として整理した文字情報)などを利用することもあります。
また、その部分だけ抜いておいて、後から手書きで加えるというパターンもあります。

この点、アルファベットなどはこういう苦労がなくて良いと思います
(私が知らないだけであるのかもしれませんが・・・)。
また、なんとなく中国や台湾の漢字も、このような表記のゆれはなさそうな気がします
(私が知らないだけであるのかもしれませんが・・・)。

日本は、こんなところがユルイな~と思います。
そもそも、戸籍を読んでいると、明らかに昔の役所の人の筆記ミス(もしくは読み取りミス)で、
正しい文字から一本横棒が足りないというようなありえない漢字になってしまったのでは??というケースも散見されますし。

しかし、行政書士や役所もそのユルイ部分を、なぜか真剣に辻褄を合わせようとする部分があり、
ユルイ土台に四角四面のプラスチックの建物を立てているように感じます。

今回は、この辺で。