行政書士講座の講師ブログ

電子定款

みなさん、こんにちは!
フォーサイト専任講師の福澤です。

学習の進捗状況はいかがですか?
毎日の積み重ねが大きな成果を生みますので、コツコツと頑張っていきましょう!

今回は、行政書士実務のお話です。

会社法で学習したとおり、株式会社の設立には、
定款の認証というステップが必要となります。
この定款認証は、従来は公証役場で、公証人の手数料が約5万円、
印紙税が4万円という費用がかかっていました。
しかし、現在の電子定款が導入されたことで、定款認証をオンラインで行う場合には、
印紙税の4万円が不要となりました。
会社を作ろうと思っている人にとっては、経費が安くなりますので、
とても有効な制度だと思います。
なお、紙ベースで認証する場合には、まだ4万円が必要です。

しかし、この定款認証ですが、全てをオンラインで行うわけではありません。
最後の認証のときだけは、公証役場に出向かなければならないのです。

先日も、埼玉が本店の会社の定款認証のために、川口まで行ってきました。
往復で2時間程度です。

このあたりが、どうも日本のオンライン申請の問題点のような気がします。

今回は、この辺で。