行政書士講座の講師ブログ

筋肉

みなさん、こんにちは!
フォーサイト専任講師の福澤です。

学習の進捗状況はいかがですか?
毎日の積み重ねが大きな成果を生みますので、コツコツと頑張っていきましょう!

資格試験の勉強には、毎日の繰り返しが必要です。このように、毎日勉強をするには、
どうしても自分を動かすために自制心(意志力)が必要です。
しかしながら、
「毎日勉強しようと思って始めたのに、
結果的に3日間くらいから勉強が続かないなんて、自分はなんて意志が弱いのか・・・」
と自己嫌悪になったことがある人は、実はとても多いと思います。

ハイディ・グラント・ハルパーソンというアメリカの社会心理学者の書いた本によると、
自制心(意志力)とは筋肉のようなものだそうです。
つまり、自制心は、筋肉のように鍛えられるもので、
かつ使いすぎると筋肉が疲れるように、自制心も疲れるのだそうです。
どういうことかというと、自制心は筋肉と同じように、
鍛えると強くなるので、
たとえば、家計簿や運動を定期的に行う人というのは、
そうでない人よりも自制心が鍛えられていて、継続して物事を行う力が強いそうです。
また、自制心が普段は強い人でも、仕事やストレスなどで自制心を消費した後は、
自制心が一時的に弱ってしまうのだそうです。
そうすると、普段は非常に自制心が強い人でも、仕事のストレスなどにより、
誘惑に負けてしまって、ダイエットや禁煙に失敗してしまうのだそうです。

このように、自制心とは筋肉のようなものだとすると、
この性質を応用して、毎日の学習の継続にも活かすことができそうです。

たとえば、自制心は筋肉と同じだと認識して、
最初のうちは腕立て伏せも腹筋もきつくて当たり前ですが、
あと少しすると普通にできるようになると思うことで、
挫けそうな勉強初期を乗り切ることができるかもしれません。
また、仕事で疲れた後でも、そのまま勉強に入るのではなく、
一度、好きなお菓子を食べてから勉強を始めるなどということも、
自制心の回復という意味では、有効だと思います。
みなさんも勉強の筋肉を鍛えて、合格に向かって頑張っていきましょう。