皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。
長く学習をしていると、いわゆる停滞期というようなものがあるかもしれません。
この停滞期は、定義が難しいところですが、たとえば、「一生懸命勉強しているのに、思うように成果が出ない。」というような現象を、一般的には停滞期というのだと思います。
学習を始めたばかりの頃は、初めて学習することが多く、その意味でも学習すること自体が面白いと感じます。
しかし、学習が進んでくると、ある意味で新鮮味がなくなります。また、学習した内容が増えてきますので、当然ですが忘れている知識も多くなります。
ちなみに、これは、誰でもそうだと思います。例えば、同じ時間で英単語を10個覚えるのと、英単語を100個覚えるのでは、その精度には差異が生じるのは当然です。
したがって、ある程度学習が進んでくると、以前に学習したはずの内容を覚えていないとか、何度も同じ問題で間違えるなどのミスが起こってきます。そうすると、学習に対する新鮮味が失われていることとも相まって、急に学習意欲が減退します。
そうすると、人によっては、このことを停滞期と感じて、「頑張っているのに成果が出ない。勉強がつまらない。法律の勉強は、私には向いていない。」と感じてしまうのではないかと思います。
つまり、停滞期の正体は、「努力と成長の不均衡による感情の落ち込み」という状況ではないかと思います。
成長の途中経過で、これまで費やした努力の量のみを顧みて、本来であればここまで成長できているはずなのに、現状は、あまり成長を実感できないときの気分は、あまり良いものではないでしょう。
しかし、冷静になって考えてみると、成長曲線と努力の量は、綺麗に正比例するものではありません。
そして、合格をするためには、努力を続けるしかありません。
多くのアスリート達が、口を揃えて言います。
「努力は裏切らない。練習あるのみ。」
停滞期を乗り越えるのは、さらなる努力だけです。理想を言えば、成長曲線の上がりを気にしないで、ただ努力を続けることだけに自分の意識をフォーカスしていくことが重要なのだと思います。
今回は、このへんで。