行政書士講座の講師ブログ
勉強に向かうルーティン

皆さん、こんにちは!

フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。

ご存じのとおり、資格試験の勉強は長丁場ですので、自分の「体調」、「やる気」というものにも左右されやすいです。

このうち、体調については、比較的多くの人が「体調管理」をしていると思います。

昨今は特に、コロナの影響で、「手洗い、うがい」、「マスクで喉を保護」、「早寝早起き」など、健康に関する意識が高まっているので、この点については、意識せずとも実践できている方が多いと思います。

問題は、後者の「やる気」の管理です。

体調管理に模して、「やる気管理」とでも呼びたいと思います。

ここで、質問です、みなさんは、意識して、自分の「やる気」を管理していますか?

ちなみに、人によっては、「テンションが上がる」とか、「集中力が高い」とか様々な表現があると思いますが、ここでの勉強の「やる気」とは、要するに勉強をする気持ち、学習に向かう意識というものをイメージして頂ければと思います。

そもそも、やる気というものは、非常に不確かなもので、自分の好きなスマホゲーム等は、一瞬でやる気が出て、そのまま1時間くらいは軽くやる気が持続しますが、資格試験の勉強は、やる気を出そうと頑張って机に向かっても3分もしないうちに違うことに気を取られていたりします。

このようにみると、物事の必要性とやる気には、相関関係がないとも思えます。

そもそも、脳は快楽と感じるものは積極的にやりたがりますが、不快と感じるものは徹底的にやりたくないというものだと思います。

つまり、この脳をなんとか攻略しないと、上手に「やる気管理」はできないと思います。

そこで、一つの方法としては、勉強に向かうルーティンを作ることが考えられます。

ルーティンといえば、例えばアスリートが競技の前に行うことで、集中力を発揮するというようなものですが、これを勉強にも取り入れるのがよいのではないかと思います。

つまり、やる気が出なくて、どうも机に向かいたくないというような時には、この決めたルーティンを行うことで、スムーズに勉強する状態に導入できるという仕組みです。

脳も、いきなり勉強は不快度が高いけれども、その周辺のあまり不快度が高くないものであれば抵抗なく従ってくれる可能性が高いです。

その場合、できれば机に向かうような仕組みであるとよいと思います。反対に、学習から遠ざかるようなものは良くないでしょう。

例えば、紙に今日の勉強における3つの目標を書いてから勉強に入るとか、机に座って前日までの学習ノートを見直してから勉強に入るなどです。

ダメな例としては、スマホゲームを10分してから学習するとか、マンガを10分読んでから勉強するというものです。これらは、そのまま脳が快楽を追求してしまい、勉強に移行できないという可能性が高いと思います。

もし、最近やる気が出ないと悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。

今回は、このへんで。