保育士講座の講師ブログ

年号は和歴と西暦のどちらを覚えるべき?

保育士試験の学習範囲には、さまざまな出来事の年号が出てきます。

弊社保育士講座において年号の表記は、基本的に日本での出来事や、
日本に関わる出来事には和歴+西暦を併記し、
海外での出来事は西暦のみを表記しています。
試験問題もおおむねこれと同様の表記を採用しています。

たとえば、
昭和22(1947)年に児童福祉法が制定されました。
(日本での出来事なので、和歴+西暦で表記)

エレン・ケイは、1900年に代表著書である『児童の世紀』を発表しました。
(海外での出来事なので、西暦のみを表記)

保育士試験は歴史の試験ではないので、
細かい年号を問われることはほとんどありません。
ただし、複数の出来事を古い順に並べる問題はよく出題されます。

たとえば、平成30年前期「社会福祉」問1において、
以下のような問題が出題されました。

次の社会福祉制度に関する法律を制定の古い順に並べた場合の
正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「介護保険法」
B 「発達障害者支援法」
C 「児童虐待の防止等に関する法律(児童虐待防止法)」
D 「生活困窮者自立支援法」

正解は、
A「介護保険法」:平成9(1997)年

C「児童虐待の防止等に関する法律(児童虐待防止法)」:平成12(2000)年

B「発達障害者支援法」:平成16(2004)年

D「生活困窮者自立支援法」:平成25(2013)年
になります。

こうした問題が出題されるため、問題集の並び替え問題を繰り返し解き、
重要な出来事や法律の制定などがおおむね何年ごろに起きたか、
どういった順番だったか、ということを押さえておけば、
細かい年号試験でも十分対応できます。