インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

【インテリアの歴史の学習は芯を作ってから】

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

学習の調子はいかがですか?
テキストを学習しながら、ネット等で調べることがあると思います。「あーそうか〜解った」と思って終わりにしないで、必ずテキストに書き込んだり、付箋などに書いてそこに貼るようにして下さい。理由は、
①2回目以降の学習の時に意外と忘れているので、また調べる無駄時間を作らないこと、
②テキストに全ての必要な情報を集約させることです。
自分の為だけの専用テキストに作りかえていきましょう。

今回は「インテリアの歴史の学習の仕方」についてお話ししたいと思います。
歴史の勉強=暗記と思っている方が多いと思います。もちろん覚えること、覚えなくてはいけないことはたくさんありますが、全てを確実に覚えるのは難しい(ほぼ不可能)です。
まず、歴史の流れの芯を決めます。
例えば日本のインテリア史の場合は、代表的な建築様式の「寝殿造→書院造→数寄屋造」の流れを芯として、それぞれの年代・人物・特徴などを関連つけて芯を太くしていきます。その後この芯より前なのか後なのか、どこが違うのか、どこが変化したのか等関連づけて全体を学習していきます。
西洋のインテリア史の場合は、様式の流れ「エジプト→ギリシャ→ローマ→ビザンチン→イスラム→ロマネスク→ゴシック→ルネサンス→バロック→ロココ→ネオクラシズム」を芯にします。同じく年代、人物、特徴を関連づけて芯を太くしていきます。
単独で覚えていくのは難しいですが、それぞれが関連づいていると覚えやすいです。
一次試験は選択問題です、一語一句覚えていなくても、応用・連想で答えを導き出すことができます。
歴史なんて今さら覚えられないよ〜なんて思わないで、自分のなかで太い芯を作りながら学習していきましょう。

それではこのあたりで、また!