インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

難しかった2020年度、二次試験

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

 2020年度二次試験も一次試験同様に難しかったですね。設計に要求される要素も多く、製図も2008年度以来、1消点パースが出題されました。振り返りたいと思います。

 空間の条件
チーク材・珪藻土と具体的に指定されています。インテリアパースの着彩の際にそれぞれの仕上げ材の色やテクスチャーを知らないと、間違った着彩になってしまいます。
 依頼主の要求条件
設計する部屋がキッチン・LD・ワークコーナー・寝室の4室であることも例年より多いです。また各室にレイアウトする家具類の数量も多く、サイズもあまり指定されていないので、一般的なサイズを覚えていないと描くことができません。
キッチンはペニンシュラ型の知識がないとレイアウトできません。
LDは、寝室との間の普段は開け放しにして解放できる建具の設計、ハイバックチェアとオットマンのレイアウトに迷うと思います。
寝室は、3つの側面から使える収納家具のサイズ(W×D)の設定が難しいです。
 製図
平面図とパースだけですが、インテリア平面図の作成では、形状がわかるように家具を書くこと、収納の内部を破線で書くことに時間がかかると思います。
パースは1消点なので難しくはないですが、基本的な書き方を知らないとどうしようもなくなってしまいます。
 論文
テキストの内容をしっかり覚えていれば、これだけは、難しくなかったと思います。

 製図よりも設計に比重が置かれた問題でした。設計ということはテキストの内容です。パースも書き方さえ覚えていれば難しくないです。二次試験を意識しながら一次試験を学習すれば、設計に繋がります、大丈夫です。

それではこのあたりで、また!