インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

単相3線式?

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

6月に入り学習の進捗状況はいかがですか?アレもコレもと手を広げないでテキスト、問題集を何度も丁寧に繰り返しましょう。そしてちゃんと休みましょう。

今回は配電方式の一つ「単相3線式」についてお話ししたいと思います。過去問題でも単相3線式100V/200Vについて何度か出題されています。フヮ〜と覚えている方はここで完璧に理解して得点源にしましょう。
電気は行って帰る道がないと流れません。だから配電には最低2本の線が必要になります。この2本の線を使って配電することを「単相交流」と言います。単相2線式は2本の線を、単相3線式は3本の線を使った単相交流です。単相3線式は、200Vの低圧線2本とその真ん中に0Vの中性線1本を加えた3線です。低圧線で行ってもう1本の低圧線で帰ってくると200V、低圧線で行って中性線で帰ってくると電圧が下がるので100Vの電気を流すことが出来ます。近年IHや床暖房等の200Vの機器が増えているので、両方取れる単相3線式が主流になっているのです。

鳥が電線にいても感電しないのは、電気が流れるには2本の線が必要になので、1本に乗っている限り電気が流れないからです。もし、鳥が2本の線を跨いでしまったら(跨げないと思いますが)感電することになります。

それではこのあたりで、また!