ITパスポートのスペシャリストによるこっそり裏講義

 皆さん、こんにちは!
ITパスポート講座担当の小野です。
めっきり寒くなりました。体調管理に気をつけましょう!

 ここ最近よく話題にされる働き方改革。2019年4月から、残業時間が多すぎないか、残業代がきちんと支払われているか、法律に基づいてチェックされるようになり、企業が少しずつ対応を始めています。
そうなると、従業員のアフター5の使い方が変わってくると思うのですが、実際に変化が出ているのでしょうか? ITパスポートの学習をしている私たちは、このことをデータで確認してみましょう。

調べてみると、いろいろなデータが働き方改革によって変化しているようです。

1つ目のデータは地区の人口です。
NTTドコモが携帯電話の位置情報を使って、いくつかの地区の人口を推計しています。そのデータから見ると、オフィス街の夜の人口が減って、繁華街の夜の人口が増えているようなんです。午前11時の人口を100とします。

まず最初にサラリーマンがたくさんいる大手町地区の数字を見てみましょう。
午後7時の人口は55であり、午後7時には半分くらいの人がもう帰宅しているっていうことです。
1年前、この数値は57でしたから、早く仕事を切り上げる人が増えていることは間違いないでしょう。

もう1つのビジネス街の新宿は午後7時の人口が46で、1年前は49でした。
大手町で働いている人より、新宿で働いている人の方がはやく仕事を切り上げると言えるのでしょうか。
新宿には遊ぶ場所が多いですから、夜から集まってくる人がいることも考えると、仕事をはやく切り上げてこの地区から出て行っている人はもっと多いかもしれません。

 では、この人達は早く帰っているのでしょうか?
電車の乗車率を見てみると、18~19時台の電車の乗車率が高まって、21時台の電車の乗車率が低くなっているそうです(この点について、終電の時間を早くする理由として挙げられましたが、細かい数字は公表されていません)。
この報道を信じるとすれば、早く仕事が終わったから早く帰っている人が増えているということになりますね。

一方で、ストレス発散させている人も増えているみたいです。
大手町の近く、銀座の午後7時の人口は111です。夜は人が集まるんですね。
ただ、この数字は1年前とほぼ同じです。

一方、新宿の近く、歌舞伎町の午後7時の人口は185! 
1年前は181ですから、この1年で歌舞伎町に集まる人が着実に増えていて、歌舞伎町で夜の時間をエンジョイする人は多いようです。

 また、遊んでいるだけじゃなくて、いろんな仕込みをしている方がも多いようです。
例えば、社会人大学院のグロービス経営大学院では入学者が2割くらいアップしています。
平日夜のクラスから先に埋まるということなので、おそらく、仕事の後に通う人が増えている傾向にあるのでしょう。
自分磨きを平日夜にやっている姿がデータから見えますね。

 でも、残業時間が減ると残業代が減って大変だという話も聞ききます。お金の方は大丈夫なのでしょうか?
これにも多くの方々が対応中のようです。クラウドワークスという仕事紹介サイトでは登録者数が35%くらい増えています。
副業といっても、どこかの会社に行ってアルバイトをしたり、自分で何かの事業を始めたりするのではなく、空いた少しの時間で少し仕事をするのが今の傾向です。
アプリで自分の空き時間と希望する(できる)仕事を登録すれば、その時間内でできる仕事(単純作業から専門知識を必要とする仕事まで)を紹介してくれるサイト(クラウドソーシング)が増えていて、副業を始めやすくなっています。

 以上のように、データからは、早めに仕事を切り上げるようになって、早く帰る日、遊ぶ日、勉強する日、働く日など、バリエーションが出てきているみたいです。
大切なのは、その時間を何に使うかということでしょう。
忙しいストレスフルな現代社会だから、早く帰ったり遊んだりする日も必要ですが、今後の社会の変化に対応できるように何らかの能力を身につけることも必要でしょう。
自分の人生をよりよくするために、よく考えて、空いた時間を有効に使う時代になってきたようですね。

 ただ、気になるデータが1つあります。
平日夜のカフェ利用が増えているというデータです。
会社を出る時間は早くなったけど、会社の近くのカフェで仕事をしているケースがあるのかもしれません。
これだと働き方改革も全く無意味になってしまいますね…。



小野正芳

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