ITパスポート講座の講師ブログ

労働力不足とIT

皆さん、こんにちは。

皆さんご存じのように、現在、労働力不足が問題となっています。
特に、外食などの産業ではひどいらしいですね。

近所の駅前にある某低価格ファミレスは、
フロアを1人でまかなっている時間がかなりあります。
店内のテーブルは約40くらいです。

そのテーブル1つ1つについて、注文をとって、料理を運んで、
会計(レジ作業)を行い、後片付けをするという作業を1人でやっているんです。
当然、テーブルにある呼び出しボタンを押してもすぐには来てくれません。

でも、そんな働き方をみてると、苦情を言うどころか、
注文するのも悪い気すらしてしまいます。

でも、上記の作業の多くをお客と機械に任せる
システムを入れている飲食店もあります。
ITの力で労働力不足をしのいでいるわけですね。

まず、注文はテーブルに設置されたタブレットで行います。
注文した料理はレーンに流され、自分の座席まで運ばれてきます。
料理の後片付けはお客が行います。

座席に備え付けられている「穴」にお皿を投入して片付けをします。
このとき、お皿の投入枚数が増えるとルーレットがまわって
当たると景品がもらえるというおまけ付きです。

片付けをしたくなるし、たくさん料理を頼みたくなってきます。
最後は、タブレットの会計ボタンを押すと料金が印字された紙が出てきて、
それをレジに持っていき、会計をするという段取りです。

何のお店かおわかりですね? 回転寿司のお店です。
回転寿司のお店では、フロアの従業員はテーブルの片付けと
会計だけを担当すればいいんです。

しかも、テーブルの片付けのうちお皿の片付けはお客が済ませていますから、
手ふきとして使われた紙ナプキンを回収し、きれいに拭けば終わりです。

これを可能にしているのはまさにIT技術でしょう。
IT技術によってより少ない従業員数で同じだけの
お客さんにサービスを提供できるようになります。
会計も、100円パーキングみたいに、テーブル番号を入力して
精算できる機械を出入り口に設置すれば、自動化できますね。

こうやってどんどんITで生産性が高まっていくのでしょう。
機械にできない仕事をできるようにならなければ・・・。