皆さん、こんにちは。
先日、IPアドレスとURLの関係に関するご質問を受けました。
ネットワークに接続されたコンピュータごとに
1つのIPアドレスが割り当てられていて、
コンピュータどうしが通信を行う場合には、
そのIPアドレスを頼りに行われることは理解できるのだけれども、
そうであれば、URL1つ1つにもIPアドレスが割り振られているのか、
というご質問でした。
いわれてみれば、弊社のテキストをごらんになった場合、
そのように解釈することもできるかもしれません。
しかし、IPアドレスはネットワークに接続されている
コンピュータというハードに1つだけ割り振られているものとお考えください。
IPアドレスはネットワークに接続されている機器ごとに割り当てられています。
PCに1つ、(無線)LAN接続のプリンタに1つ、スマホに1つ、・・・といった具合です。
私たちが自分のPCからあるHPをみようとするとき、
自分のPCとwwwサーバが通信を行うことになり、
自分のPCはwwwサーバに付けられたIPアドレスを頼りに、
「サイトを見せて」とリクエストを出すことになります。
そのwwwサーバさえ分かれば、
あとは、そのコンピュータに保存された各種ページを見ればいいわけですから、
ページごとにIPアドレスはいらないということがおわかりいただけると思います。
URLとIPアドレスの関係は、jpなど国名までの部分と対応しているということですね。
例えば、www.foresight.co.jp
→192.168.101.101などと対応しています。
URLでそれに続く部分は「192.168.101.101」
というIPアドレスを持つコンピュータ内にあるファイルですから、
「192.168.101.101」さえわかれば、
そのコンピュータの中を探すだけで、
すぐに呼び出すことができます。
したがって、HPごとにIPアドレスが設定されているわけではなく、
HPが保存されているサーバにIPアドレスが1つ割り当てられているわけです。