ITパスポート講座の講師ブログ

ゲノム編集+AI=人間どうなる?

皆さん、こんにちは。

いやいや恐ろしい時代になったものです。
中国の研究機関が人間のゲノム情報を編集したという話です。
人間のDNAはA(アデニン)、G(グアニン)、C(シトシン)、T(チミン)
という4つの塩基からなっていて、これが様々に並ぶことによって、
いろいろな体の特徴を創り出していると、高校の生物の時間に習ったような・・・。

そして、ゲノム編集とはこれらの塩基(A、G、C、T)の並び方を人為的に変化させることです。
難病の原因となっている配列を正常な配列に変えることが可能になるなど、
理想的な使い方だけがなされれば本当に夢のような技術のようですが、
人間が扱うともちろん負の使い方(軍事目的で超人的な能力を持つ人間を創り出したり・・・)もできるわけで、
かなり危ない側面も持っています。

また、変更された塩基配列は子孫にも脈々と受け継がれていくわけで、
遺伝の際の危険性がまったく未知数なことも(突然変異が起こって、とんでもないことになるなど)、
危ない側面の一つですね。

マウスなどの動物実験ではすでに行われていたゲノム編集だそうですが、
やはりまだ人類で行うには分からないことが多すぎるということで、日欧米の科学者集団は、
まだゲノム編集を実行するには時期尚早という判断だったそうですが、中国の大学がやってしまったそうです。
この後、人間は意図的に創り出される生物となるのでしょうか?

また、同時にAIの研究が猛烈に進んでいます。
すでにコンピュータの知能はセンター試験で一定の点数を取ることができ、
ある程度のレベルの大学の入学試験に合格する能力を備えています。

このペースでAIが進化していくと10年もたたないうちに、
人間の知能に追いついてしまうかもしれません。

人間が想像できることは実現するといいます。
それが本当なら映画MATRIXの世界もそのうち実現可能になるかもしれません。
人間の知能を超えたコンピュータが移動手段を手に入れると人間はやばいかもしれません。

そんな時代になるとゲノム編集の基礎技術は確立されているでしょうから、
コンピュータが人類のゲノムを操作し、コンピュータが支配しやすい人間ばかり作られるかもしれません。
 
おぅ、怖い。そんな世界は絶対にイヤです。
ITパスポート試験でしっかり勉強して、コンピュータを人間の支配下に確実に置いておくようにしなければ!